美容コラム
あれ、増えてきた??そのシワ、注意報。 オトコのシワ予防・改善策を知ろう!
何気なく見た電車の窓ガラスに映った自分の顔に、思わずゾッとした経験はありませんか。額や眉間、目の周り、口もとに老化が…。少し前までこんなシワはなかったのに…。
電車の照明のように上から下へ当たる光は影が強調されることで、誰でも多少、顔が老けて見えるもの。しかしどんな状況でも、若々しい肌を保っていると自然に気持ちも前向きになれるはず。今回はシワの予防・改善策を伝授いたします。
シワができやすい部分って?
<目もと>
目もとは動きが激しく、皮膚が薄くて弱いため表情ジワをはじめ、最もシワができやすい部位です。
<額&眉間>
頭皮がたるむと額のシワも深くなります。また、眉間のシワは「しかめっつら」をよくする人ほど、刻まれます。
<口もと>
たばこを吸う人や歯周病などで歯肉がやせた人は、口もとに細かいシワが入りやすいと言われています。
あなたのシワは、浅い?深い?
シワは、浅いシワと深いシワの、大きく2つに分かれます。シワの段階やタイプに合わせたケアが必要です。
【第一段階】は、ちりめんジワ、小ジワ(浅いシワ)と呼ばれ、細かいシワのことを指します。乾燥すると目立ちますが、肌がうるおうと回復するので比較的軽いシワと言えます。
【第二段階】のシワは、顔の動きに合わせてできる、表情ジワ(深いシワ)です。
若い肌なら表情が戻れば見えなくなるのですが、年齢とともに表情ジワが深くなり元に戻らなくなります。そして、最終的に真皮にあるコラーゲン線維が変性したり断裂したりすると、深いシワが刻まれてしまいます。
段階に合わせたシワケアが有効。
ちりめんジワ(浅いシワ)の主な原因は、乾燥です。なので朝晩のスキンケアでしっかり保湿することが大切です。比較的浅いシワなので、保湿化粧水をたっぷり使って、クリームなどで油分をプラスすることで改善されるケースが多いとか。
しかし、しっかり保湿ケアをしても解消されない場合は、表情ジワ(深いシワ)に進行している可能性が考えられます。
一方、表情ジワ(深いシワ)は、表情が戻らなくなり徐々に肌内部に深く刻まれてしまったもの。
そもそもシワの原因は、肌の内部にある「真皮」と呼ばれるところにある、コラーゲン線維やエラスチンという成分の変性・減少によるもので、加齢や紫外線も大きな影響を及ぼしていると言われています。
対策法としては、コラーゲンの量を増やす作用のある成分「レチノール」や「ビタミンC誘導体」が配合された化粧品を取り入れること。
・レチノール…ビタミンAの一種。コラーゲンを増やす作用が期待されている成分で、使い始めはややカサつくことも。使い続けるうちにカサつきは落ち着いてきます。
・ビタミンC誘導体…ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたもの。シワだけじゃなく、美白、ニキビの炎症を抑えるにも役立つ成分。
早め、早めのマッサージで予防&改善。
肌の外側(表面)にある角層が乾燥していて硬いと、シワが目立つため、角層をやわらかい状態にしておくのがベスト。
そのために、浅いシワ・深いシワの両方に、マッサージが有効です。
さらに両方のシワの要因には、代謝の悪さがからんでいることが多く、マッサージは肌全体の血液循環をよくし、皮膚をつくる表皮細胞をまとめて活性化できるため、総合的なアンチエイジング効果が期待できます。
では早速、1分でできる簡単マッサージの方法をお教えします。
指との摩擦を減らすため、マッサージクリームを使ってやってみましょう。
マッサージクリームがない場合は、普通のクリームでもOKです。
<中指とくすり指2本でする、1分マッサージ>
余計な力が入らないよう、中指とくすり指だけで、マッサージをします。
1顎は、中心から右、左へ。
2頬は内側から外側へ。
3目もとはやさしく外側へ。
4鼻は上から下、小鼻はくるくると。
5額は下から上へ。
どうでしたか?マッサージはコツコツと続けるで成果がでてきます。
たかがシワ、されどシワ。ですが、眉間にくっきり刻まれたシワは、本人の意思とは無関係にいつも怒っている表情に見えてしまいますが、反対に笑った時の目尻のシワは、やさしく温和な印象をもたらしますよね。
そう、シワ一つで顔立ちの印象はガラリと変わってしまうのです。気がついた時がチャンスです。この機会にご自身のシワと向き合い、積極的なケアをしてみませんか。
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