美容コラム
薄毛で悩む男性におすすめの対策をご紹介|日常生活でできる薄毛対策・クリニックでできる薄毛治療も解説
「最近髪のセットが上手くいかない」「髪のボリュームが減ってきた」といった経験はありませんか。
薄毛や抜け毛は早い人で20代後半から始まり、加齢と共に進行していきます。
一度進行が始まると止めることは難しいですが、毎日の心掛けで薄毛の進行速度を遅らせることは可能です。
- 薄毛の原因と予防策
- よくある薄毛のタイプ
- クリニックで受けられる薄毛治療
この記事では気になる薄毛治療と、自分でできる予防策について解説しています。
自分がどのような薄毛タイプかを知り、今後の解決や対策のきっかけになれば幸いです。
薄毛で悩む男性は多い
以前は「薄毛=中年男性の悩み」というイメージがありましたが、近年では未成年や20代前半から薄毛の悩みを抱えている人もたくさんいます。
その原因は「AGA(Androgenetic Alopecia・男性型脱毛症)」によるもので、遺伝やストレスなどが発症の引き金になるといわれています。
AGAは思春期を過ぎたあたりの男性に見られ、1度始まると進行し続けるのが特徴です。
生え際から始まるタイプ・頭頂部から始まるタイプなど、いくつかの進行パターンがあり、症状の進み具合には個人差があります。
薄毛に悩む人は、「オシャレをする意欲がなくなった」「自信をなくした」など、これまで興味のあったことへの意欲が低下する人も少なくありません。
ひどい場合はうつ病などの精神的な疾患を患うこともあります。
約5年ほどで頭部全体へ広がるため、始まったら放置せず早めの対策を取ることが進行を抑制するポイントです。
今泉スキンクリニックでは男性の薄毛対策についてカウンセリングを承っております。お悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
薄毛の原因
薄毛の原因は生活習慣・遺伝・外的な要因・ストレスなどが考えられます。
遺伝以外は毎日の生活を少し工夫するだけで改善できることも多いため、意識して過ごすように心がけてみましょう。
生活習慣
睡眠不足・タバコ・飲酒・偏った食事といった生活習慣の乱れは、薄毛だけでなく様々な病気の引き金になります。
日本は昔に比べると外国文化もかなり普及し、食の欧米化も薄毛になりやすい原因といわれています。
- 睡眠不足:血行不良・頭皮が硬くなる・毛髪への栄養が行き渡りにくくなる
- 運動不足:血行不良・肩こり
- 栄養不足:インスタント食品・外食・肉中心の食事などは血行不良の原因
- 水分不足:頭皮に栄養素を運ぶ水分が不足する
遺伝
薄毛は親から子、さらには孫の代まで遺伝する可能性が高いといわれています。
薄毛は「テストステロン」という男性ホルモンと「5αリダクターゼ」という酵素が結びつくことによって発症すると考えられており、その2つは親から遺伝する確率が高いのです。
- テストステロン:生殖機能・骨格など男性らしい体を作るために必要なホルモン
- 5αリダクターゼ:髭・脇毛などの発育の促進など男性機能の向上を促す
この2つが結びつくと、「ジヒドロテストステロン(DHT)」にというものに変換されます。
DHTは細胞に「抜ける→生える」のヘアサイクルを乱す命令を出し、薄毛を引き起こします。
両親・祖父・曽祖父など、家系に薄毛の人が多ければ多いほど遺伝する確率は高いです。
外的な要因
強い紫外線・肌に合わないヘアケア用品(シャンプー・育毛剤等)なども原因のひとつです。
強い紫外線を浴びると頭皮は火傷をしたのと同じような状態になり、水分不足や過度な乾燥を引き起こします。
また、洗浄力の強いシャンプーを使用すると頭皮の維持に必要な皮脂まで落としてしまい、薄毛になりやすい頭皮状態を生み出します。
健康な頭皮は、適度な水分と必要最低限の皮脂が必要だということを覚えておきましょう。
ストレス
ストレスがたまると血管が収縮し、頭皮がカチカチに硬くなることがあります。
「仕事が忙しくて円形脱毛症になった」といった例も、血管の収縮が発症の原因です。
ストレスが薄毛の原因になるという具体的な根拠は科学的に立証はされていませんが、頭皮環境が悪化することで髪の成長に必要な栄養や酸素が行き渡りにくくなることは事実です。
また、頭皮が硬いと薄毛以外にも肩こり・頭痛・顔のたるみといった症状が現れ、いわゆる「老け見え」の原因になります。
よくある薄毛のタイプ
薄毛には実際の症例をもとに作成された「ハミルトン・ノーウッド分類」というものがあり、全部で9つに分類されます。
AGA研究において初めて分類に取り組んだハミルトン医師・その改定に関わったノーウッド医師の2人から命名されました。
- Ⅰ型:AGA初期、生え際が少し後退している状態
- Ⅱ型:Ⅰ型より生え際の薄毛が進行した状態
- Ⅱvertex型:Ⅱ型の進行と共に頭頂部がO型に薄くなった状態
- Ⅲ型:生え際がくっきりとM字に薄くなっている状態
- Ⅲvertex型:Ⅲ型の進行と共に頭頂部がO型に薄くなった状態
- Ⅳ型:生え際が後退して、頭頂部がO型に薄くなった状態
薄毛のパターンが決められたことで、その後の治療方針が決定しやすくなったというメリットがあります。
日本人は「Ⅱvertex型」が多く、生え際やつむじあたりが後退していくことが特徴です。
表をもとにして、どの程度自分の薄毛が進行しているかをチェックして、今後の治療の参考にしてみてください。
日常生活でできる薄毛対策
それでは、日常生活の中でできる薄毛対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは日常生活を見直し、頭皮や髪の状態改善をめざしましょう。
生活習慣の改善
生活習慣の見直しをする上で、一番改善しやすいのは食事です。
和食中心の食事で、肉だけでなく魚や野菜をバランスよく摂るように心がけましょう。
毎日外食やコンビニ飯という人は、1日でも良いので自炊の日を設けてみるのもおすすめです。
水分はジュースやコーヒーよりも、純粋な水を最低でも1日1L以上摂ることを意識しましょう。
適切な栄養と十分な水分を摂取するだけで、睡眠の質も向上します。睡眠の質の向上は疲労回復やストレスの軽減につながり、頭皮の改善に役立つでしょう。
しかし、過度な食事制限や急激な生活の変化は逆にストレスになることもあるため、自分のライフスタイルに合わせて無理なく改善していきましょう。
ストレスを溜めない
ストレスを溜めないことは、私たちの生活においてとても重要です。
体を動かす・たくさん眠る・美味しいものを食べるなど、なんでも良いので自分が「ご機嫌に過ごせること」を見つけておきましょう。
部屋にアロマを焚いたり、毎日寝ている寝具を変えたりしてみるのもストレス軽減に有効です。
ジムで体を鍛えるようなハードな運動は必要ありませんが、朝起きて身体を伸ばしてみたり、寝る前に簡単なストレッチを取り入れてみたりするのもおすすめです。
ヘアケアを見直す
理想の頭皮の硬さは、「揉むと前後に動く状態」であるといいます。
シャンプーをしながらの頭皮マッサージや、ブラッシングをこまめに行うことで自分でも対策できます。
日差しの強い場所では帽子をかぶるといった紫外線対策も忘れずに行いましょう。
ヘアケア用品は、専門医や専門家に相談して自分に合うものを選ぶのが重要です。
洗浄力の強いシャンプーや、成分をよく理解していない育毛剤などには安易に手を出さないようにしましょう。
効果的な薄毛対策はクリニックがおすすめ
薄毛の対策は自分でもできますが、より良い治療を受けるにはクリニックの受診がおすすめです。
特に受診をおすすめしたいのは、皮膚科もしくはAGAの専門治療を行なっているクリニックです。
「薄毛で病院へ行くのは恥ずかしい」と思っている方には、オンライン診療を受け付けているクリニックもあります。
「薄毛の予防だけ行いたい」「しっかりとした発毛までを希望する」など、自身のプランに合わせた治療内容が選べ、費用も内容により様々です。
無料カウンセリングを実施しているクリニックも多いため、気軽にカウンセリングを受けてみて自分にあった場所を選んでみるのが良いでしょう。
専門医が個人の状態に合わせた的確な治療を行なってくれるため、セルフケアより効果が出るまでの時間が圧倒的に早くなるのが最大のメリットです。
今泉スキンクリニックでは男性の薄毛の悩みについてご相談を承っております。以下のリンクからカウンセリングを申し込むことができますので、ぜひ一度ご相談ください。
クリニックでできる薄毛治療
クリニックでの薄毛治療は医師による専門的な治療となるため、セルフケアよりも的確かつ迅速に効果を発揮することが多いです。
ではクリニックでの治療はどんなものがあるのか、ひとつずつご紹介します。
内服療法
AGA治療で処方される内服薬はフィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの3つです。
- フィナステリド→AGAの原因となるDHTを抑制する作用が期待できる
- デュタステリド→フィナステリドと同じで、AGAの進行を遅らせる効果が期待できる
- ミノキシジル→元は血管拡張剤として開発され、その副作用として多毛効果が期待できる
進行や症状の程度によって個人に合わせて処方され、服用後の副作用などはそれぞれ異なります。
市販薬も発売されていますが、症状に応じて適切なものを選ぶ必要があることから、クリニックで処方してもらうのがおすすめです。
ミノキシジルは保険適用外となり、稀に初期脱毛・動悸・息切れ・頭痛・めまい・肝機能障害等の副作用が発生することがあります。
今泉スキンクリニックでは、50日分のミノキシジル内服薬を¥14,300で処方しています。
外用療法
AGA治療の外用薬には、内服薬にもあった「ミノキシジル」の塗り薬が存在します。
内服薬に比べ発疹や皮膚炎などの症状が出やすいため、肌の弱い人は市販薬ではなくクリニックで専門医に相談してから使用を始めるのがおすすめです。
内服薬は細胞の活性化や血管拡張効果による血行の促進が期待でき、外用薬は直接的な頭皮環境の改善や、薄毛の進行予防などの効果が期待できます。
今泉スキンクリニックではミノキシジルの外用薬として「ロゲイン:ミノキシジル5%(外用)」を¥9,460で処方しています。
レーザー育毛
確実な発毛効果を希望する方には「レーザー育毛」という治療方法もあります。
痛みがほとんど無く、内服薬や外用薬といった他の薄毛治療と併用できるのがメリットです。
低出力のレーザーを使い、頭皮の奥深くにある細胞を刺激することにより発毛を促進させます。
頭皮の血流もアップし、細胞の隅々まで水分や栄養素が行き渡りやすくなるため、頭皮環境の改善にも効果が期待できます。
薄毛の悩みを解消したいなら
今回は、薄毛の原因と予防策、よくある薄毛のタイプ・クリニックで受けられる薄毛治療などについてご紹介しました。
- 薄毛の原因はAGAによるもので、遺伝・ストレスなどが発症の引き金である
- 始まったら放置せず、早めの対策を取ることが進行を抑制するポイント
- 薄毛の原因は、生活習慣・遺伝・外的な要因・ストレスなどが考えられる
- 薄毛のタイプは9つに分類されており、知ることで治療方針が決定しやすくなる
- 遺伝以外の原因は日々の生活の見直しで改善できることが多い
- クリニックでは内服薬・外用薬・レーザー育毛などで治療が受けられる
今回紹介した内容以外にも、薄毛には様々な原因が考えられます。
改善ではなく進行の抑制が主な対策となりますので、今後どこまで症状が悪化するのか不安に感じる方も多いと思います。
しかし、適切なクリニックを受診することで、あなたにあった治療方法が見つかり、進行が緩和されることも多いです。
何よりもひとりで悩むのではなく、専門的な知識から対処法を相談できることは薄毛対策を続ける上で大きな支えになります。
是非カウンセリングを受けて自分の薄毛タイプを知り、あなたにあった薄毛治療を選びましょう。
薄毛対策のご相談は今泉スキンクリニックへ
今泉スキンクリニックでは薄毛治療にも力を入れています。
医師による適切なカウンセリングとケアによって、薄毛のお悩みを少しでも緩和するよう丁寧にご対応いたします。
以下のボタンから無料相談を承っておりますので、ひとりで悩むよりまずは相談してみてください。
自分に自信を持てるよう、経験豊富なドクターがお手伝いいたします。
【記事監修】今泉 明子
今泉スキンクリニック 院長 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。
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