美容コラム
脂肪をコントロールすれば劣化肌が若返る!
皮膚と脂肪は切っても切れない関係で結ばれています。皮膚は脂肪があることによって、皮膚がダメージを受けても正常の機能を保っています。
本項では、脂肪が皮膚にどう影響を与えているか、脂肪が増えすぎるとどうなるか、増えすぎたときの対処法についてまとめています。
皮膚と脂肪の関係性
人間の体には二種類の脂肪があり、内臓脂肪と皮下脂肪があります。
内臓脂肪は、主に腸間膜と言われる小腸を包んでいる場所についており、落としやすい脂肪です。
皮下脂肪は皮膚の皮下組織につく脂肪下腹部や太もも、お尻などにたくさんあり、落としにくい脂肪です。
これら2つの脂肪がエネルギーを蓄え、体温を調整します。加えて、代謝改善、食欲抑制のホルモンをコントロールしたり、老化した肌細胞の働きを補っており、皮膚の健康以外にも多くの役割を果たしています。
脂肪が多すぎると皮膚が老化する!
脂肪はプルプルしたハリのある皮膚を作るために必要不可欠な器官ですが、量が多すぎると皮膚に悪い影響を及ぼします。
脂肪が多すぎると細胞の中に油を溜め込み、脂肪細胞も大きくなります。通常よりも大きくなりすぎた脂肪細胞は炎症や血圧を上げる物質を作ります。
溜め込みすぎた脂肪は酸化して体内のタンパク質とくっつき、糖化と言われる肌の衰えを招き、皮膚のたるみやくすみ、しわ、毛穴の開きなど皮膚の老化を促進させます。
適切な量の脂肪であれば老化した肌細胞を補ってくれる皮膚に嬉しい器官ですが、量が多すぎるとハリのない老化した皮膚へと変わってしまいます。
脂肪をコントロールすれば皮膚が若返る
増えすぎた脂肪で皮膚を劣化させないためには、体脂肪の量をコントロールしなければいけません。
男性の適正体脂肪率は25%と言われており、この数を超えてしまうと脂肪の量が多くなります。脂肪コントロールができるようになると、脂肪の正常の働きである老化した肌細胞を補い皮膚の状態を若々しく保つことができます。体脂肪率は体脂肪率測定器がついた体重計を使って、今どれくらいの体脂肪がついているのかチェックできます。
チェックしたあとは脂肪をコントロールする方法、「運動」「食生活を見直す」「ストレスをためない」の3つについて紹介します。
脂肪をコントロールする方法1:運動
運動は体内にある余計な脂肪をエネルギーとして燃やしてくれます。
脂肪を燃やすには有酸素運動と呼ばれる、酸素を取り込んで体を動かす運動が効果的です。代表的な有酸素運動には、ウォーキングやランニング、水泳、エアロビクスなどがあり、体への負荷が少ないため運動が苦手な方でも取り組みやすい点が魅力です。
反対に筋トレやダッシュ走などは無酸素運動と呼ばれており、筋肉を増やすには効果的ですが脂肪燃焼は有酸素運動ほどはありません。
しかし、筋トレすると成長ホルモンが大量に分泌されるおかげで脂肪が燃えやすい状態になるので、もし筋トレと有酸素運動どちらもできる時間がある方は両方の組み合わせがおすすめです。
脂肪をコントロールする方法2:食生活見直す
食生活が乱れると余計な脂肪が溜まりやすくなります。
コンビニ弁当や、スーパーの惣菜、インスタントラーメンなどは質の悪い油や、食品添加物が多く含まれ、体内に多くの脂肪を作り出します。
食事はできるだけ自炊し、低糖質、低脂質の和食がおすすめです。和食は食物繊維やビタミンなど綺麗な皮膚に必要な栄養素がたくさん含まれています。
加えて、食べる順番にも気をつけましょう。
脂肪は血糖値の上がりが急激であると、脂肪を溜め込みやすい性質があるため、余計な脂肪を溜め込まないためには血糖値の上昇をなるべくゆっくりにしなければいけません。
そのため、血糖値の上がりが少ない野菜や味噌汁から口にして、次に肉や魚、そして最後に血糖値を急激に上げるお米やパンを最後に食べましょう。
脂肪をコントロールする方法3:ストレスを溜めない
脂肪をコントロールする最後の方法は「ストレスを溜めない」です。
ストレスが溜まると脂肪燃焼の働きが弱くなり、必要な脂肪が溜まりやすくなります。脂肪を溜め込む以外にも、ストレスは脳卒中や心筋梗塞の発生率を高め、死に直結する病気の原因にもなります。
そのため自分に合ったストレス発散方法を見つけてストレスを常に溜め込まない努力が必要です。
ストレス対策として参考になるデータがアメリカ心理学会が発表した「効果の高いストレス発散方法」です。
上記で説明した運動や読書、好きな音楽を聴く、瞑想、家族や親しい友人と話す、笑う、などがストレス発散効果が高いと発表しました。
反対に暴飲暴食やタバコ、ギャンブル、インターネットなどはストレス発散効果が低いことがわかっています。
「効果の高いストレス発散方法」を実践し、ストレスを溜め込まないように気をつけましょう。
まとめ
本記事では、若々しい皮膚を保つために重要な脂肪の働きや多くなりすぎた体内の脂肪の減らし方について紹介しました。
脂肪と聞くとただお腹に溜まる余分なもの、というイメージがあるかもしれませんが、脂肪には老化した肌細胞を補う皮膚にとって重要な器官のひとつです。脂肪をコントロールして若々しい皮膚を保つために、今回紹介した脂肪をコントロールする方法を実践し、ハリのある皮膚を手に入れましょう。
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