美容コラム
男性にも人気の医療レーザー脱毛のメリット・デメリットは？施術の流れ・費用相場もご紹介します
近年急激に広まり、定着した美容医療のひとつがレーザー脱毛です。女性はもちろん、男性でも身だしなみとして脱毛を行う方が増えてきました。
とはいえ、まだ施術を行うクリニックも少ないのが現状です。周囲に脱毛をしている男性がいないために、悩みを抱える方も多いでしょう。
今回の記事では男性の医療レーザー脱毛について、その仕組みやメリット・デメリットなどの基本的なところからご紹介していきます。
また、脱毛を検討する際に気になる施術の流れ・費用に加え、特に医療レーザー脱毛がおすすめの方の特徴なども解説していきます。
新しい身だしなみにチャレンジしてみたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
男性にも人気の医療レーザー脱毛
元々は「女性のもの」「高額で難しいもの」というイメージが強かった脱毛ですが、最近ではだんだんとその敷居が下がってくる傾向にあります。
というのも、表面化していなかっただけでムダ毛の悩みは男性にもあるものだからです。
女性よりも毛質が硬く、剛毛になりやすい男性には男性特有の毛の悩みがあります。腕や脚だけでなく、胴の毛や髭にも注目されるのが特徴です。
今や様々なサロン・クリニックで行われている脱毛ですが、中でも効果が高いといわれる医療レーザー脱毛が男性に人気なのはこのためです。
硬く密度の高い毛ほど、自己処理によるダメージは大きくなります。顔や腕に、カミソリ負けを経験したことのある方も多いのではないでしょうか。
剛毛にお悩みの方は、一度医療レーザー脱毛の実施を検討してみてもいいかもしれません。
医療レーザー脱毛のメリット
ここではまず、医療レーザー脱毛を選択することのメリットをご紹介します。
いらないムダ毛を処理する方法は、なにも医療レーザー脱毛だけではありません。
カミソリや電動シェーバーで剃るほか、除毛クリーム・ワックス脱毛・サロンの光脱毛などその方法は多様です。
では、特に男性におすすめといわれる医療レーザー脱毛にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
確実に脱毛することが可能である
医療レーザー脱毛の最大のメリットは、医療行為なので確実な脱毛効果が期待できることです。発毛組織の破壊は、医療行為にあたります。
専門の資格を持った医師が専用の医療機器を用いて行うため、出力の高いレーザーを使うことができるのです。
サロンでの脱毛は医療行為ではなく美容エステの一種のため、専門医の常駐が必要な医療レーザー機器は使用できません。
また市販の除毛クリームなどはカミソリよりもきれいに処理できたように見えますが、表面に見えている毛をなくすだけなので効果はあまり変わりません。
強力なレーザーで発毛組織を破壊できる医療レーザー脱毛が、最も確実な効果を出せるといっていいでしょう。
医師の診療がある
先述の通り、レーザーを用いて毛根などの発毛組織を破壊するのは医療行為の一種です。
強力なぶん、一番はじめにきちんと医師の診察・診断が必要になります。特に肌が弱い方などは、個別の対応や注意事項を教えてもらえることも。
もちろんどんな方にも、専門医がきちんとひとりひとりの肌質を見極めて施術を行うのが医療レーザー脱毛の基本です。
自己診断やエステティシャンの判断以上に、専門的で確実な診察をしてもらえるのは大きなメリットといえるでしょう。
場合によって薬の処方をしてもらえる
医療脱毛クリニックは医療機関のため、お客さん（患者さん）に対して医薬品を処方できます。
脱毛サロンでもケア用品などを取り扱っている場合もありますが、基本的には市販品と同じ美容アイテムです。
医師が施術を行う医療レーザー脱毛では、肌荒れの薬や保湿のための薬に加え、施術の際に麻酔薬を使用してもらえることもあります。
敏感肌の方や痛みに弱いという方には、かなり注目できるポイントではないでしょうか。
医療レーザー脱毛のデメリット
強力な効果の期待できる医療レーザー脱毛ですが、もちろんメリットばかりではありません。
施術を受ける場合は、きちんとデメリットを知って誤解のないようにしておきましょう。
ここでは、医療レーザー脱毛を受ける際に発生しうるデメリットとその理由を解説していきます。
自分の予定や肌質・毛質などと照らし合わせて、失敗しないように方針を定めていくとよいでしょう。
部位によって施術回数が多くなる
サロンなどよりも出力の高いレーザーを使用できる医療レーザー脱毛ですが、部位によっては時間がかかってしまうこともあります。
例えば脇やデリケートゾーンは女性の場合も時間のかかる部位ですし、男性では特にヒゲ脱毛には時間がかかるといわれています。
太く硬い毛は、腕やお腹などの毛の細い部位よりは時間がかかると思っておいた方がよいでしょう。
色が薄い毛は効果が出にくいケースがある
茶色・金色・白色などの毛には脱毛の効果が出にくいといわれています。これは、レーザー脱毛の仕組みによるものです。
レーザー脱毛で使用されるレーザーは、メラニン色素という黒い色素に反応して集まる性質があります。
この性質を利用して、毛根などの発毛組織を熱で破壊することで脱毛を行なっているのです。
つまり、メラニン色素の少ない毛にはレーザーが反応しづらい可能性があるということ。
日本人に多い黒〜茶褐色の毛であれば問題ないことがほとんどですが、細く金色に近いような産毛や白髪では、効果が出にくくなります。
色の薄い毛を脱毛したい場合にはきちんと専門医に相談したうえで、長めの期間を見積もっておくのがおススメです。
効果を感じられるまでに時間がかかる
医療レーザー脱毛では、施術を行なってから毛が抜ける・減るまでに時間がかかることがあります。
なぜかといえば、毛には「毛周期」と呼ばれるサイクルがあり定期的に生え変わるようにできているためです。
体にあるすべての毛根が、同時に活性化していることはありません。
そのため、一度脱毛してすべすべになったように見えてもしばらくすると毛が生えてきてしまいます。
これは発毛の仕組み上仕方のないことですが、知らないと「脱毛したのにまた生えてきた」と感じてしまうかもしれません。
脱毛は時間をおいて何回か繰り返し、すべての毛に効果を出すまでには多少なりとも時間がかかることを覚えておきましょう。
副作用が出る場合がある
脱毛効果の高い医療用のレーザーですが、そのぶん肌にダメージを与えてしまう可能性もあります。
特に施術を行なった直後は肌に熱がこもっており、痒み・赤み・乾燥などの副作用が出やすいです。
これを防ぐには、施術後にきちんと肌を保湿することが大切です。また施術当日は運動や入浴など、体温が上がる行為は避けた方がいいでしょう。
医療機関での脱毛であれば、万一の場合にも常駐の医師が対処してくれます。気になることがあれば、相談してみるとよいでしょう。
医療レーザー脱毛の施術の流れ
医療レーザー脱毛では、施術前に自分である程度のシェービングを行う必要があります。毛が長いと、発毛組織までレーザーが届かないためです。
カウンセリングなどを終えて契約した後の、具体的な施術の流れは以下のようになります。
- カミソリやシェーバーで施術部位の毛を剃っておく。（前日）
- 予約日にクリニックへ向かう。
- 麻酔や冷感ジェルの塗布を行う。
- レーザーの照射を行う。
- 保湿を行う。
レーザーの照射にかかる時間は部位にもよりますが、顔や足などの一部分であれば15分ほどです。全身を行う場合は1時間半から2時間ほどをみておきましょう。
冷感ジェルや麻酔は使用する場合としない場合があるため、施術を行うクリニックで事前に確認しておくことをおすすめします。
上記のようなステップが1回の施術と数えられ、一般的には5～7回ほどで完了するといわれます。
医療レーザー脱毛の費用相場
医療レーザー脱毛は「保険適用外」と呼ばれる施術です。健康保険がきかないぶん、クリニックごとに自由に価格を設定できます。
平均的な相場としては、1部位に1回照射するには5,000円から15,000円の場合が多いようです。
6回パックなどのコース契約は1部位であれば7〜10万円、全身だと30万円ほどになります。
複数回パックが基本になるのか、来院ごとの都度払いが基本になるのかはクリニックによって異なります。自分にとって通いやすい方を選ぶとよいでしょう。
また、1部位1回限りのトライアルなどを低価格で実施しているクリニックもあるため、大きな金額で契約する前に試してみるのもおすすめです。
基本的には、都度払いよりも複数回パックで契約してしまった方が安く済む場合が多いと思っておくとよいでしょう。
医療レーザー脱毛がおすすめな男性の特徴
「医療レーザーのメリット」でも取り上げたように、脱毛を行う方法は医療レーザー以外にもたくさん存在しています。
それぞれに特徴があり、向き不向きがあることを知っておきましょう。
ここでは、様々な脱毛方法の中でも「特に医療レーザー脱毛がおすすめ」といえる方の特徴をご紹介していきます。
脱毛の方法に迷ったら、自分が当てはまっているかをチェックしてみてはいかがでしょうか。
脱毛後の肌トラブルが心配
レーザーによる脱毛では、肌の乾燥などにより思わぬトラブルが発生する場合があります。
特に敏感肌で副作用が心配だという方は、医師がきちんとアフターフォローをしてくれる医療レーザー脱毛を選ぶとよいでしょう。
自己処理やサロンの脱毛では、何かあったときは自分で責任を持って処置を行わなくてはいけません。サロンでは、医療的ケアを行うことができないためです。
医療用レーザー脱毛機の使用には、医師の常駐が条件になっています。
万一のときに素早く対処してもらいたいという方は、医療機関での脱毛がおすすめです。
永久脱毛したい
実は、市販の脱毛クリームやサロンの脱毛では永久脱毛はできないといわれています。
というのも「発毛組織を破壊する」ことは医療行為にあたり、市販品やエステティシャンによる施術では禁止されているためです。
そのため、毛根などの発毛組織そのものから効果を出すには医療機関での脱毛が必要になります。
完全に脱毛した状態を長続きさせたい方は、医療レーザー脱毛を検討してみるとよいでしょう。
脱毛を早くを終わらせたい
医療レーザー脱毛は、サロンなどの脱毛機よりも強力なレーザーを使用できるため脱毛完了までの回数が短くなります。
もちろん個人差はありますが、サロンでは15～20回ほどの施術が必要です。対して医療レーザー脱毛では、平均して6回前後で脱毛が完了します。
また、クリニックによってはサロンよりも施術の間隔が短くていい場合もあります。
なるべく早く脱毛を完了させたいという方や脱毛完了の目標時期がある方は、医療機関の強力なレーザー脱毛を選ぶとよいでしょう。
今泉スキンクリニックでは、専門医がひとりひとりに合ったレーザーを使用して脱毛を行います。脇の脱毛では、早い場合には3回ほどで完了することも。
ぜひ一度、ご相談してみてください。
医療レーザー脱毛に興味がある男性はカウンセリングを受けてみよう
近年ではかなり一般的になってきた医療レーザー脱毛ですが、まだまだよく知らないという方も多いのが現状です。
また肌質や毛質は人によって大きく差があるため、ひとりひとりに合った施術を見極めるのが何よりも大切になってきます。
医療レーザー脱毛に興味のある方は、まずは専門のクリニックでカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
今泉スキンクリニックでは、お客様のプライバシーに配慮した個室でのカウンセリングを実施しています。
専門医による無料カウンセリングをご希望の場合は、お気軽に予約してみてください。
医療レーザー脱毛の相談は今泉スキンクリニックへ
今回の記事では、まだ男性には謎多き世界である「医療レーザー脱毛」について詳しく解説してきました。
もともと脱毛に興味があった方もそうでない方も、新しい発見があったのではないでしょうか。
医療レーザー脱毛で新しい身だしなみにチャレンジしてみたいという方・疑問や相談事のある方は、ぜひ今泉スキンクリニックへお越しください。
【記事監修】今泉 明子
今泉スキンクリニック 院長 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック（六本木）を開院。
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