美容コラム
髭の脱毛は男性に人気の施術|髭脱毛の種類や費用・リスク・施術を受ける際の注意点も解説します
髭脱毛はメンズ美容脱毛の中でもとくに人気の施術です。
髭脱毛について気になっているという方も多いのではないでしょうか。
とはいえ顔という大事な部分への施術だけに、脱毛初心者の方は不安を感じてしまうと思います。
ここでは、そんな方々のために髭脱毛についての基本的な知識を解説しました。
予備知識として知っておきたい髭脱毛の種類や気になる料金、さらに髭脱毛時のリスクと施術の前に気を付けておきたいポイントなどをまとめてご紹介します。
髭の脱毛は男性に人気の施術
髭脱毛は今やメンズ美容の主流といっても過言ではありません。
その最大の理由は、なんといっても利便性です。
女性のメイクと同じく、男性の髭剃りはお出かけ前に欠かせないものです。
とはいえ忙しい外出時に、髭剃りで時間をとられることをわずらわしいと感じる方も多くいらっしゃいます。
しかし、その負担がなくなったとしたらいかがでしょう。
多くの男性が髭脱毛を選択するのももっともなことと実感していただけると思います。
また、髭剃りがなくなったためにカミソリ負けなどの肌トラブルがなくなり、肌状態が改善されたという報告もあります。
ケアする箇所が、顔という常に人前に露出される部分であるということも、大きな理由の1つです。
見えない部分のエチケットも大事ですが、やはりいちばん効果が実感できる箇所から試してみたくなるものです。
顔なら、人前で容易に出せない足や胸と違って客観的な意見を求めやすく、鏡で頻繁にセルフチェックすることもできます。
効果を確かめやすいこと、それもまた満足度の高い施術である理由です。
髭の脱毛の種類
ひとくちに髭脱毛といっても、使用する脱毛器具などのシステムによってさまざまな種類があります。
ここでは代表的な3種類を挙げて解説します。
美容電気脱毛
別名ブローブ法とも呼ばれる方式です。
先が丸い針をムダ毛の根元に刺していき、毛根の細胞にはたらきかけて毛が生えるのを抑制します。
この「毛根の部分の細胞にアクセスして発毛を阻止する」という考え方が、脱毛の基本です。
この項では3種類の脱毛方法をご紹介しますが、そのいずれも毛根の細胞にはたらきかけるという点で一致しています。
使用する機器は違っても、基本的な姿勢はみな同じと考えると理解しやすくなるでしょう。
美容電気脱毛は毛の1本1本に対して施すので、きめ細かい脱毛コントロールが可能です。
たとえば部分的に髭を残すなど、デザイン性の高いケアに最適な方式です。
光脱毛
毛根の細胞に特殊な光を照射して、一時的に発毛を止めるのが光脱毛方式です。
この光は黒い色に反応します。そのため、日焼け後の肌には使用できません。
光脱毛の長所は、肌に優しいことです。
美容電気脱毛やレーザー脱毛に比べると刺激が弱く、敏感肌の方や痛みが苦手な方でも比較的楽に受けられます。
ただし効き目もマイルドなので、効果が実感できるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
レーザー脱毛
光脱毛と原理は同じですが、毛根の細胞により強力なレーザーを照射することで毛を作る機能を破壊します。
光脱毛とは逆に、効果が高いぶん痛みも強く出やすいという特徴があります。
非常に高効率ですが、高出力のため法律で使用が制限され、医療機関のみ使用が認められている特殊な方式です。
レーザー脱毛には熱破壊式と蓄熱式の2種類があります。
瞬間的に高出力のレーザーを照射する熱破壊式に比べ、低い出力のレーザーを何度も当てる蓄熱式のほうが個人差はありますが、やや痛みが少なめといわれています。
髭の永久脱毛は医療機関のみで可能
前項で述べたように、脱毛の基本的な考え方は毛の根元にある細胞にはたらきかけて発毛を止めるというものです。
そのはたらきかける強さと得られる効果とは、使用する機器によって大きな差が出ます。
たとえば光脱毛の場合、比較的弱い出力の光で毛根の細胞のはたらきを抑制するため、効果は制毛・抑毛にとどまります。
制毛・抑毛とは、毛を抜けやすく生えにくくするということです。
もう生えてこなくなるというわけではありません。
施術後しばらくするとまた生えてくるので、その都度処理に通う必要があります。
いっぽうレーザー脱毛は、高出力のレーザーを使用して毛根の細胞を破壊します。
破壊された細胞はその後一切活動しなくなるので、そこからもう毛が生えてこない永久脱毛の状態が可能になるのです。
永久脱毛をもたらすレーザー脱毛ですが、その施術が可能なのは医療機関だけです。
安全のため、脱毛機器で使用されるビームの出力範囲は法律で決められています。
その中でも毛根の細胞を破壊するほどのハイパワー出力は専門性の高い医療機関にのみ許されています。
医療機関ではない一般の美容サロンではレーザー脱毛を受けることはできません。
永久脱毛を希望する方は、脱毛サロンではなく医療機関を選択しましょう。
医療機関である今泉スキンクリニックは、経験豊かなスタッフと丁寧なカウンセリングで安全な髭脱毛を実現しています。
気になった方は、まずはカウンセリングからお気軽にお申し込みください。
髭の脱毛の費用
相場としては、標準的な6回セットで50,000円から100,000円の間が一般的です。
しかし、これは大体の目安にすぎません。
髭脱毛の費用は各サロン・クリニックによって幅があり、通う回数も人によって異なるためケース・バイ・ケースでかなりの差が出ます。
また顔全体か頬や顎・鼻下などのポイント施術かでも料金は変わってきます。
例として今泉スキンクリニックでの髭脱毛料金を挙げましょう。
広い範囲の頬は16,500円、顎や鼻下など小さめのポイントは7,150円から8,800円とさまざまです。
ご自身の希望と料金とのバランスをとって、無理なく効果にも満足できるポイントを見極めることが大切になってきます。
ところで、多くのクリニックでは5回か6回を1セットとして料金を設定していますが、これは毛根のサイクルを考慮してのことです。
脱毛は1度では終わりません。それは、どの方法でも成長期の毛しか処理することができないからです。
毛のライフサイクルには休止期や退行期などの段階があり、そのうち成長期にある部分は毛全体の2割ほどといわれています。
残りの8割は処理できないので、その部分が成長期に入るまで待ってからあらためて処理することになります。
つまり1回につき2割ずつしか処理できないので、すべてが処理されるまで5回ないし6回かかることが多いのです。
髭の脱毛のリスク
どんな施術にも一定のリスクはあるものです。髭脱毛も例外ではありません。
それでは具体的にどんなリスクがあるのでしょうか。
以下の項で、髭脱毛にともなうリスクとその対応策について解説していきます。
施術中の痛み
脱毛にともなう痛みはもっとも代表的なリスクであり、人によって多少の差はあるものの基本的には避けて通れないものです。
脱毛は毛が太く濃いほど痛みを感じやすいため、毛の中でも濃くて太い髭の脱毛は、体のほかの部分の脱毛よりも痛みが強い傾向にあります。
一般的には脱毛中の痛みはパチパチとした軽いものといわれますが、痛みの感じ方は個人差があるものです。
軽いといってもやはり不快なものでもあり、我慢できないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときのために、クリニックでは局所麻酔を用意しています。
麻酔の効果は単に痛みがなくなることだけではありません。
痛みを感じなくなることでリラックスして施術に臨むことができ、結果として脱毛効果がアップすることも期待できます。
なお、医療機関でなければ麻酔の使用はできないため、脱毛サロンでは必要に応じて照射を弱くするなどの措置で対応するのが一般的です。
やけど
脱毛機器の光は、はたらきかけるターゲットとして黒色のメラニン色素を選択する仕組みになっています。
そのため毛根のほかに黒い部分があると、そちらにも反応してしまいます。
たとえば日焼け後の肌やほくろなどです。
こういった部分を見つけると、毛根と誤認して光を照射し、結果としてやけどになることがあります。
施術の前は日焼けを避け、ケアする部位にほくろがある場合はカウンセリングの際に申し出るなど、事前に準備しておけば安心です。
その他の原因として、照射する強さや時間が肌と合わなかったということも考えられます。
カウンセリングを行い、事前に入念に計画を立てても、不測の事態というのは常にありうるものです。
こういった場合はクリニックの責任として保障されるケースがほとんどです。
炎症
施術後の毛根部分に菌が入り込み、炎症を起こすことがあります。
症状として挙げられるのは皮膚の赤みやニキビ状の腫れ、痛みや強いかゆみなどです。
炎症が起きてしまった場合、クリニックでアフターケアとして皮膚科治療を行うことになります。
ですが、炎症に対してはむしろ日頃のセルフケアが大事です。
施術後の肌は毛穴が無防備になっているため、普段よりも菌が侵入しやすく、炎症が起きやすい状態です。
この時期に清潔と保湿をこころがけることが炎症を防ぐ鍵になります。
髭剃りの際には剃刀よりも電気シェーバーを使って優しく剃るなど丁寧なケアをすることで炎症のリスクはかなり低くなります。
不快な症状が出てから治療するよりも、こまめなケアで炎症を発生させず未然に防ぎたいものです。
髭が濃くなる
まれに施術後にかえって毛が増えた、濃くなったというケースがあります。
非常にまれなケースで原因はわかっていません。
対応策としては再度施術するしかありませんが、その際に余分な費用が発生した場合は施術した側で負担するのが普通です。
脱毛方法を、比較的リスクの低い美容電気脱毛に切り替えることもあります。
施術を受ける際の注意点
デリケートな顔周りの施術に先立ち、受ける側で気を付けていただきたいポイントについて解説しましょう。
いずれも重要なことで、守られない場合にはやむなく施術を中止することもあります。
安全な施術のために、ぜひチェックしてください。
日焼けをしない
すでに述べたように、脱毛機器はメラニン色素に反応します。
日焼けしてメラニンが増加した状態で施術を受けると、機械が誤って肌に反応し、やけどになる可能性があります。
施術の前後は日焼けを避けるように気を付けましょう。
程度にもよりますが、あまり強い日焼けの場合は施術を中止することもあります。
髭の自己処理をしない
脱毛するためには、ある程度の長さの髭が必要です。
施術の前には自己処理をいったんやめましょう。とくに引き抜くのは厳禁です。
肌荒れを改善する
常日頃のスキンケアはとても大切です。
髭脱毛の施術を受けた後は肌が無防備な状態になります。
その前から肌を清潔にして保湿に努めることで、予測される肌トラブルのリスクを大幅に減らすことができるのです。
十分にスキンケアが行き届いた肌であれば、施術中の乾燥やストレスにも負けることなく効率よく施術を行えます。
施術前の肌状態の良し悪しは施術後の経過にも影響する大事なポイントです。
普段からしっかりセルフケアを行い、トラブルのない理想の肌を目指しましょう。
肌荒れがひどい状態の場合、施術自体できないこともあります。
後悔のない髭脱毛をするために
髭脱毛にはさまざまなリスクがともないます。
リスクを避け、想定した通りの髭脱毛を実現するには、施術者との信頼関係が大事です。
とくに脱毛初心者の方にとっては、カウンセリングでよく話し合うことがとても重要になります。
事前のカウンセリングは、不安を解消して安全な施術を受けるために不可欠です。
そのため医療機関ではとくにカウンセリングを重要視しているところが多くなっています。
今泉スキンクリニックでも一対一のカウンセリングに大きなウェイトを置いています。
ご自身の希望や心配なこと、デメリットのことなど、経験を積んだ専門のスタッフに遠慮なくご相談ください。
細やかなヒアリングでご希望を的確に把握し、後悔しない髭脱毛を目指します。
カウンセリングのご希望は下記までお問い合わせください。
髭の脱毛は信頼できる医療機関で受けよう
髭脱毛を行っているサロンやクリニックはたくさんあります。その中からどこを選べばよいのか、迷ってしまう方もおられるのではないでしょうか。
おすすめは、脱毛サロンよりも医療機関である美容専門クリニックです。
髭脱毛はほかの部位の脱毛よりも痛みが強いといわれています。麻酔が使用できるクリニックであれば安心して施術を受けることができます。
また、万一の肌トラブルに即座に対応できるのも医療機関ならではのメリットです。
医療機関である今泉スキンクリニックは、髭脱毛にも安全性を追求しています。髭脱毛に興味はあるけれど不安、という方もぜひお越しください。
皆様の信頼できる医療機関として、ご来院をお待ちしております。
【記事監修】今泉 明子
今泉スキンクリニック 院長 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。
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