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美容コラム

ニキビ・ニキビ跡
2022.9.30

男性のニキビ跡の治療方法は?ニキビ跡の種類やニキビ跡ができる原因・費用の目安も詳しく解説

男性のニキビ跡の治療方法は?ニキビ跡の種類やニキビ跡ができる原因・費用の目安も詳しく解説

「ニキビ跡がなかなか治らない」「肌にコンプレックスがあって自信が持てない」と悩む男性は多いのではないでしょうか。

男性ホルモンには皮脂の分泌を活性化させる働きがあるため、ニキビやニキビ跡に悩んでいる男性は多い傾向にあります。

この記事では、ニキビ跡の種類・ニキビ跡ができる原因のほか、男性におすすめのニキビ跡の治療方法を解説しています。

ニキビ跡の治療にかかる費用やクリニック選びのポイントも紹介しているので、ニキビ跡に悩む男性はぜひご一読ください。

男性のニキビ跡は治せる?

鏡を確認する男性

男性のニキビ跡は、美容皮膚科美容クリニックによる治療で改善が期待できます。

美容皮膚科や美容クリニックで行うニキビ跡治療には、ダーマペン・ケミカルピーリング・サーマクールなどの種類があり、ニキビ跡の種類に応じた治療をすることが重要です。

ただし、ニキビ跡の種類に応じた治療をしたからといって、1回でニキビ跡が改善するわけではありません。ニキビ跡の改善には、複数回の治療を要します。

ニキビ跡の種類や肌の状態によって治療法や治療回数は異なるため、専門医の診断を受けたうえで適切な治療を行いましょう。

男性のニキビ跡の種類

肌に悩む男性

男性のニキビ跡には、大きく分けてクレーター・赤み・色素沈着の3種類があります。いずれのニキビ跡も、ニキビが炎症を起こして残った傷跡です。

下記では、クレーター・赤み・色素沈着が起こる原因と状態を解説します。

クレーター

皮膚表面が、クレーターのように凸凹になった状態のニキビ跡です。

ニキビの炎症が皮膚の真皮深層まで達して組織が破壊され、コラーゲン修復が起こることで、凸凹の目立つニキビ跡が形成されます。

クレーターの種類は、炎症の範囲・大きさ・形によってさまざまです。

  • アイスピック型:アイスピックのように細く小さな穴が特徴。見た目の穴は小さいが、皮膚の深い部分まで達している
  • ボックス型:円形や楕円形で垂直に凹んでいる。クレーターの底は底面なことが多い
  • ローリング型:直径が4~5mmと大きく、クレーターは深めで緩やかに凹んでいる

上記以外にもクレーターには種類があり、人によっては複数のクレーターが混在しています。

クレーターが真皮深くまで達していたり皮膚の構造自体が変化していたりするため、ほかのニキビ跡に比べて治療が困難です。

赤み

ニキビは治癒しているが赤みが残った状態で、「炎症後紅斑」とも呼ばれます。

ニキビの炎症によってダメージを受けた皮膚組織を修復するために、毛細血管が作られたり拡張したりすることで肌に赤みが生じているのです。

ニキビが繰り返しできたり炎症が強かったりすると、毛細血管の量が次第に増えて赤みも増します。

軽度であれば、肌のターンオーバーによって赤みは徐々に薄くなるでしょう。しかし、炎症が皮膚の深くまで達している場合、自然治癒するのは困難です。

赤みを気にして触ってしまうと、さらに炎症を悪化させる恐れがあるので触らないようにしましょう。

色素沈着

ニキビがあったところが、茶色のシミのようになるニキビ跡です。

ニキビによる炎症から皮膚を守るためにメラノサイトが活性化され、メラニン色素が作り出されることで茶色の色素沈着が起こります。

健康な肌の場合、ターンオーバーによって古い角質は排出されます。しかしニキビができていた部分は肌のターンオーバーが乱れ、古い角質の排出が上手くされません。

そのためメラニンがそのまま残り、茶色い色素沈着を起こしてしまうのです。

メラニンは紫外線を浴びると生成されるので、紫外線ケアを行ってメラニンが新たに生成されないようにしましょう。

治療を始める前に、まずは自分のニキビ跡の種類についてお気軽に専門医までご相談ください。

ニキビ跡について相談する

男性ニキビ・ニキビ跡ができる原因とは

鏡を見る男性

男性のニキビやニキビ跡ができる原因は、男性ホルモンの影響・髭剃りによるダメージ・年齢によるものなどさまざまです。

下記に男性のニキビやニキビ跡ができる原因を5つ紹介しているので、原因を知ってニキビができにくい肌をめざしましょう。

男性ホルモンの影響ホルモンバランスの乱れ

男性ホルモンには、皮脂の分泌を活性化させる働きがあります。

そのため、男性の皮脂量は女性の約2~3倍といわれており、脂性肌の方が多い傾向にあるのです。

皮脂が過剰に分泌することで毛穴に皮脂汚れが詰まりやすくなり、ニキビが発生します。

髭剃りによるダメージ

髭剃り

男性が日常的に行う髭剃りも、ニキビの原因のひとつです。

シェービング剤などを使わずに髭を剃ると、肌の角質層を傷つけてしまいます。

肌の角質層が傷ついていると雑菌が侵入しやすくなり、ニキビなどの炎症を引き起こしてしまうのです。

なお、髭剃りの刃を汚れたままにしていると雑菌が繁殖します。また、切れ味も悪くなり、肌を傷つけるリスクが高くなるので注意が必要です。

そのため、髭剃りの刃は定期的に交換・洗浄して清潔に保ち、髭剃りをするときにはシェービング剤をつけて皮膚を保護するようにしましょう。

年齢によるもの

年齢を重ねることでターンオーバーの周期が長くなり、ニキビやニキビ跡を引き起こします。

ターンオーバーの周期は20代の健康的な方の場合、約28日です。約28日かけて肌の基底層で作られた新しい細胞が角層に至り、古い角質が剝がれ落ちます。

しかし、年齢を重ねるとターンオーバーの周期が長くなるため、古い角質が毛穴に詰まりやすくなります。

その結果ニキビを引き起こしたり、メラニンがスムーズに排出されないことで色素沈着を起こしたりするのです。

また、加齢によって肌の水分量が低下します。

肌が乾燥すると肌のバリア機能は低下し、さらに水分を補おうと皮脂が過剰に分泌することでニキビができてしまうのです。

洗顔後のケア不足

肌ケアする男性

男性は女性に比べて、洗顔後に化粧水や乳液などでスキンケアをする習慣があまりありません。

洗顔後の肌は乾燥するため、水分を補うために皮脂が過剰に分泌してニキビができてしまうのです。

また、男性の肌は女性よりも油分が多いため、男性用の洗顔料は皮脂をしっかりと落とすタイプが多い傾向にあります。

ニキビや皮脂を気にしてゴシゴシと顔を洗う男性もいるでしょう。

皮脂は本来、肌を保湿・守るために分泌されているものです。過剰に皮脂を洗い流すことでバリア機能が低下し、ニキビなどの炎症が起こりやすくなります。

乾燥はニキビの悪化の原因にもなるため、洗顔後は化粧水や乳液でしっかりと保湿することが大切です。

ストレス

ストレスも、ニキビを引き起こす大きな要因のひとつです。

ストレスは男性ホルモンの一種であるアンドロゲンを活性化させたり、毛穴が収縮して皮脂を詰まりやすくしたり、免疫力の低下を招いたりなど身体にさまざまな影響を与えます。

過剰な皮脂分泌や免疫力の低下によって、ニキビができやすい肌になるのです。

また、ストレスによってホルモンバランスやターンオーバーが乱れ、肌の再生がスムーズにいかなくなるとニキビ跡ができます。

仕事やプライベートなどによるストレスを溜めないために、自分なりにストレスを解消する方法を見つけておきましょう。

男性におすすめのニキビ跡の治療方法

脱毛する男性

ニキビ跡にはいろいろな治療法があり、美容皮膚科や美容クリニックによって行っている施術はさまざまです。

下記には、ニキビ跡の治療方法で一般的なダーマペン・ケミカルピーリング・サーマクールなどの特徴とダウンタイムについてご紹介します。

ダーマペン

ダーマペンは極細の針を使用し、皮膚に一時的に傷をつけて自然治癒力を高める治療法です。

肌の修復過程でコラーゲンエラスチンが生成され、新陳代謝が促進されることで、ニキビ跡を改善していきます。

効果が感じられるのは、主にクレータータイプのニキビ跡です。

ダーマペンの施術時間は、20分ほどです。

ダーマペンの針は髪の毛よりも細いですが、肌に穴をあけるため、出血をしたりチクチクとした刺すような痛みを感じたりするケースもあります。

痛みは1~2日で感じなくなる方もいれば3~4日続く方もいるので、個人差があることを覚えておきましょう。

なお、ダーマペンにはダウンタイムがあります。症状としては、赤み・かゆみ・腫れ・内出血・皮剥け・ほてりなどです。

ダウンタイムは針の深さによって異なりますが、長い針を使用した場合でも多くの方は1週間ほどで落ち着きます。

効果が現れるのは施術から1~2週間ほど経ってからです。人によっては、数日後から感じる人もいます。

1回でも効果は感じられますが、クレーターを改善するには複数回の施術が必要です。

アグネス

アグネスは、皮脂を分泌する皮脂腺を破壊する治療法です。

ニキビの根本的な原因である皮脂腺は一度破壊すると、基本的に再生しないためニキビの再発を防げます。

アグネスの施術時間は、ニキビの個数にもよりますが30分ほどです。

ニキビの原因になっている毛穴の奥の皮脂腺を、超極細針から出る高周波(RF)によって焼灼します。

アグネスのダウンタイムは、1~2日程度です。

主な症状は赤み・腫れ・ほてりなどで、なかにはリンパ液などの浸出物が出る場合もあります。

効果は一般的に施術後1週間ほど経ってから感じられますが、個人差があることを理解しておきましょう。

なお、皮脂腺を破壊するため施術した箇所は1回の治療で終わりですが、ほかの箇所からニキビができた場合はその都度治療が必要です。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、グリコール酸やサリチル酸といった酸性の薬剤を肌に塗布し、肌の古い角質を取り除くと同時にターンオーバーを促す治療法です。

ニキビの原因である毛穴の詰まりやニキビの炎症のほか、赤みや色素沈着といったニキビ跡に効果が期待できます。

ケミカルピーリングの施術時間は30分ほどです。薬剤を顔全体に塗布した後、少し時間をあけて拭き取り、必要に応じてローションパックや冷却マスクで鎮静します。

痛みやダウンタイムはほぼありません。赤み・かゆみ・乾燥が生じた場合も、2~3日程度で落ち着く場合が多いです。

ケミカルピーリングでは不要な角質を除去できるので、1回でも肌がツルツルと綺麗になった感覚が感じられます。

ただし、赤み・色素沈着といったニキビ跡はターンオーバーによって改善します。

そのため1回の施術で効果を感じるのは難しく、2~4週間に1回ほどのペースで6~10回程度の施術が必要です。

サーマクール

サーマクールは高周波(RF)の熱で真皮層内を軽い火傷状態にし、再生の過程でラーゲンを生成させて肌質を改善する治療法です。

肌のターンオーバーを促すので、ニキビ跡の改善が期待できます。

また、サーマクールの熱によってアクネ菌が殺菌されるほか、毛穴も引き締められるのが特徴です。

そのため、皮脂分泌が抑制されてニキビの改善にも効果が期待できます。

サーマクールの施術時間は、高周波(RF)を当てるショット数や範囲によって異なりますが、30分~1時間ほどです。

熱を当てるため、なかには熱さや痛みを感じる人もいらっしゃいます。

ダウンタイムは基本的にありませんが、人によっては2~3日ほど浮腫みが生じることがあります。

サーマクールはニキビやニキビ跡の改善以外に、小じわ・たるみ・毛穴の開きなどの効果が期待できる施術です。

ニキビ跡はターンオーバーによって改善するため、1回の施術で効果を感じるのは難しく、基本的に半年に1回ほどのペースで複数回の治療を行います。

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは皮膚の深い層にマイクロレーザーで熱ダメージを与え、修復する際にコラーゲンを生成・増殖させて肌質を改善するレーザー治療です。

アブレイティブタイプとノンアブレイティブタイプの2種類があり、アブレイティブタイプはノンアブレイティブタイプに比べて出力が高い特徴があります。

クレーターのような凹凸のあるニキビ跡に効果が期待できます。

フラクショナルレーザーの施術時間は、麻酔クリームの塗布も含めて1時間ほどです。

施術後はクーリングをしてダウンタイムを軽減しますが、1~2日ほど赤みやほてりが感じられた後に薄いかさぶたができ、1週間ほどかけて徐々に皮がむけます。

フラクショナルレーザーは、1~2ヶ月ごとに4~5回ほど行うのが一般的です。

なお、凹凸の目立つクレーター状のニキビ跡の場合は、さらに回数を重ねることで効果が期待できます。

フォトシルクプラス

フォトシルクプラスは、複数かつ広域の波長を照射する光治療です。

レーザー治療とは異なり、複数の波長と長いパルス幅で照射するため、色素沈着・赤みのあるニキビ跡・シミ・毛穴の開きなど、さまざまな肌悩みの改善に効果が期待できます。

フォトシルクプラスは施術時間が10~15分ほどと短く、ダウンタイムがほとんどないのが特徴です。

1回でも毛穴が小さくなったりシミが薄くなったりなど、効果を感じる人が多い傾向にあります。

しかし、ニキビ跡をしっかりと改善するのであれば、1ヶ月を目安に複数回施術するのがおすすめです。

自分にぴったりのニキビ跡治療を知りたい方は、専門医にご相談ください。

ニキビ跡の治療について相談する

ニキビ跡の治療にかかる費用の目安

電卓とお金

ニキビ跡の治療にかかる費用は施術によって異なります。

下記は、ダーマペン・ケミカルピーリング・サーマクール・フラクショナルレーザー・フォトシルクプラスの施術1回における料金の目安です。

  • ダーマペン:15,000~30,000円
  • ケミカルピーリング:5,000~20,000円
  • サーマクール:80,000~300.000円
  • フラクショナルレーザー:5,000~30,000円
  • フォトシルクプラス:8,000~50,000円

同じ施術でも、美容皮膚科や美容クリニックによって値段設定に差があります。

部位や範囲によっても値段が変わるため、施術をする際は事前に確認しましょう。

ニキビ跡の治療ができるクリニック選びのポイント

説明する男性

ニキビ跡の治療を行う際、クリニック選びはとても重要です。クリニックを選ぶ際のポイントを下記にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ニキビ跡の治療法が豊富

ニキビ跡の種類によって、治療法はさまざまです。そのため、ニキビ跡の治療が豊富なほど、自分にあった治療法を見つけやすいでしょう。

また、ニキビ跡だけでなく、できてしまったニキビに対する治療があるクリニックを選ぶのもポイントです。

無理なく支払える料金設定

ほとんどのニキビ跡は、1回で改善できるものではありません。

基本的に複数回にわたって治療を続ける必要があるので、無理なく払える料金のクリニックを選ぶようにしましょう。

たとえ効果があっても、あまりに高額だと継続治療が難しくなります。

そのため、まずは予算を伝えて、予算内で最善の治療法を提案してもらうのもよいでしょう。

カウンセリングが丁寧

相談する男性

ニキビ跡を改善するには、ニキビ跡の種類にあった治療をすることが重要です。

カウンセリングでニキビ跡や肌の症状をしっかり確認して、自分に合った治療法を提案してくれるクリニックを選びましょう。

また、一方的に説明するのではなく、親身になって話を聞いてくれるかどうかもクリニック選びでは重要です。

治療方法・使う機械・薬剤のほか、ダウンタイム・副作用についても丁寧に説明してくれるクリニックで治療を行うことをおすすめします。

通いやすい場所にある

基本的にニキビ跡の治療は複数回通うことになるので、自宅や会社の近くなど通いやすい場所にあるクリニックを選ぶのをおすすめします。

また、会社帰りに通うのであれば、夕方から夜にかけてあいているクリニックを選ぶとよいでしょう。

ニキビ跡で悩んでいる男性は専門医への相談がおすすめ

顎を触る男性

ニキビ跡はスキンケアや市販薬などでは、改善が難しいのが現状です。

そのため、専門医に相談のうえ、ニキビ跡の種類に応じた治療をすることが改善への近道といえます。

ニキビ跡を改善する治療法は症状によってさまざまで、クリニックによって行っている施術も異なるので、自分に合った治療法・クリニックを探しましょう。

院長 今泉明子

【記事監修】今泉 明子

今泉スキンクリニック 院長 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。

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