大人の男は、スマートにお酒を嗜む。

 

今年も宴会シーズンがやってきました。忘年会などをはじめ、この時期は何かとお酒の席が増え、ついつい二日酔いに…なんて方も多いのではないでしょうか。

 

二日酔いは、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、めまい、食欲不振といった症状に悩まされ、不快ですよね。今シーズンからお酒を飲み過ぎないはもちろん、お酒のことをもっと知って、賢く対処しましょう。

二日酔いのメカニズムとは？

アルコールの摂取量が肝臓の処理能力を上回ってしまった状態が二日酔いです。

体内に入ったアルコールは胃や腸で吸収されたあと、肝臓に運ばれ、アルコール分解酵素によって、アセトアルデヒドという物質に分解されます。

最終的には水と二酸化炭素になって排泄されるのですが、飲みすぎると有害物質のアセトアルデヒドが分解されず、翌朝まで残ってしまうため、不快な二日酔いの症状が現れます。

 

 

お酒は、適量を知ることから！

お酒に強いかどうかは、個人差がありますが、その人の持つ肝臓の代謝機能と、アセトアルデヒドを分解するアセトアルデヒド脱水素酵素の有無や働きにかかっています。

日本人の約半数は遺伝的に、アセトアルデヒド脱水酵素のひとつである、ＡＬＤＨが欠損していたり働きが弱かったりします。その為、まったくお酒が飲めない人やお酒に弱い人がいるのです。

まずは自分のお酒の適量を知ること！

 

アルコール度数の高い酒を一気に飲んだり、空腹時に何も食べずに飲んだりするのは、NG。また脂肪分の多いつまみを摂り過ぎると、肝臓に大きな負担をかけてしまうため、つまみも厳選することが大切です。

 

 

飲み過ぎが続くと怖い病に？

二日酔いを予防するには、飲みすぎないことが第一。なぜなら、飲みすぎが続くと、肝臓は常に酷使され、肝細胞内に中性脂肪がたまって脂肪肝になります。それが進行すると、アルコール性肝炎、肝硬変などを引き起こします。

 

一方で胃潰瘍などの胃腸の病気やメタボリックシンドロームなども発症します。ついつい飲みすぎてしまうという方は、飲む量を少しずつ減らしていくことから始めてみましょう。

 

肝機能アップの食材が頼りに！

肝臓を疲れさせないよう、負担を少なくするには、「脂の少ない肉、魚、豆腐」などのつまみをとりながら飲むのがいいでしょう。

また、お酒を飲む前、お酒を飲んでいる最中、お酒を飲んだ後の3つ時間軸で、肝機能を高めるおすすめの食材があります。

 

＜お酒の前におすすめの食材＞

• ウコン

お酒の席には定番のウコンですが、ショウガ科植物で、ウコンに含まれるクルクミンには肝臓の解毒酵素を活性化する働きがあります。

お酒を飲む前にウコンのドリンク剤や健康食品、ウコン茶などを飲むのがおすすめです。

 

• 果物、純度の高いチョコレート

他にも肝臓の解毒酵素を活性化には、抗酸化力の高いポリフェノールをとるのがおすすめです。ポリフェノールやタンニンを豊富に含む柿やポリフェノールの純度の高いチョコレートなどもお酒の前にとりましょう。

 

＜お酒を飲んでいる最中におすすめの食品＞

• 牡蠣、しじみ、ホタテ、イカ

上記の食品は肝機能を強化するタウリンが豊富な食材。牡蠣には、アルコール分解酵素を生成するのに必要な亜鉛も含まれているため、秋から冬にかけての旬の季節は積極的にとりましょう。

＜お酒を飲んだ後におすすめの食品＞

お酒を飲んだ後は、脱水症状を改善するため、まず水分を充分補給します。それと同時に以下の食材がおすすめです。

• 野菜、果物のフレッシュジュース

飲酒後は、体内に活性酸素が増えます。野菜、果実のフレッシュジュースは、ビタミンやミネラルをはじめ、ポリフェノールが体内の活性酸素を除去してくれます。また血液循環もよくし、二日酔いの緩和効果が期待できます。

 

• 青魚のＤＨＡ・ＥＰＡ

活性酸素除去に一役買う食材で、お酒を飲んだ翌日の朝食におすすめです。

 

また、お酒を飲む前にも後にもおすすめなのが、大根やキャベツといった、アブラナ科の植物です。含まれているイソチオシアネートという成分が肝臓の解毒機能を高めてくれます。

 

「酒は百薬の長」と言われるとおり、ゆったりとした気分で適量を飲めばストレスを解消し、心をリラックスさせてくれ、心身共にいい効果が得られます。

 

宴会シーズンの今こそお酒との向き合い方を見直す絶好の機会かもしれません。

大人の男らしく、楽しみながらスマートにお酒を嗜んでみませんか。

 

 

＠＠＠＠元気なオトコの体づくり情報はコチラ＠＠＠