美容コラム
レーザートーニングにはどんな効果が期待できる?おすすめな男性の特徴やメリット・注意点もご紹介します
数ある肌悩みの中でも、とくによく聞かれるのがシミのトラブル。
頑固なシミに長くお悩みという方も多いと思います。
そんなシミの改善治療に、少ないリスクで高い効果を得られる方法がレーザートーニングです。
本稿では気になるレーザートーニングの効果をはじめ、メリットや注意すべき点など施術を受ける前に知っておきたい基礎知識を解説しています。
また、レーザートーニングをぜひおすすめしたい男性のタイプにも触れていますので、レーザートーニングをお考えの方の参考になれば幸いです。
最近男性にも注目されているレーザートーニングとは?
レーザートーニングは、レーザーによるシミ治療のひとつです。
トーニングとは肌の色調(トーン)を整えるという意味。シミを消すことによってムラのない均一な色合いの肌を実現します。
レーザートーニングの特徴をあげるなら、まず肌への負担が少ないということです。
レーザートーニングでは、一般的なレーザー治療よりも低い出力のレーザーを複数回に分けて均一に照射します。
そのため肌へのダメージが抑えられ、ゆっくりと効くマイルドな効果が得られます。
また通常ではレーザー治療ができない肝斑にも効果があるというのも、大きな特徴です。
肝斑は女性特有の症状で、本来はメンズ美容の分野ではありません。
しかし現在では、レーザートーニングが肝斑以外の肌トラブルにも効果をあげることがわかってきました。
低リスクで効果を期待できる施術としてメンズスキンケアの分野でも注目されています。
レーザートーニングで得られる効果
本来、レーザートーニングはシミ治療に力を発揮するものです。
しかし、その効果はシミの改善だけにとどまりません。シミ治療のほかにもさまざまな効果が得られることがわかっています。
レーザートーニングの効果について、少し詳しくみていきましょう。
シミなどの色素沈着の改善
レーザートーニングの効果としてまずあげられるのは、なんといってもシミやソバカス、くすみなどの色素沈着の改善です。
そもそもシミとは、余分なメラニンが表面に出てくることです。
メラニンとは紫外線による肌ダメージを軽減する物質で、メラノサイトという細胞によって作られます。
このメラニンは黒い色素をもっているので、メラニンが必要以上に作られると溜まって黒いシミになってしまいます。
レーザートーニングは、この余剰のメラニンをレーザーを照射することによって破壊して肌の色を正常に戻す施術です。
通常よりも弱いレーザーを使用することによって、メラノサイトに刺激を与えることなくメラニンを破壊できるというメリットがあります。
またレーザートーニングに使用されるレーザーは波長が長く肌の奥深くまで届くので、肌の奥の見えないメラニンにも非常に有効です。
そのため目に見えないシミ予備軍やくすみにも効果があります。
開き毛穴・黒ずみ毛穴の改善
レーザートーニングには毛穴引き締めの効果もあります。
個人差はありますが、おおむね10回程度の施術から肌のハリを実感できます。
これは肌の奥まで届くマイルドな刺激でコラーゲンの産生が活発になり、肌がふっくらとしたハリを得るためです。
こうした効果は毛穴の改善にも有効です。
美肌効果
レーザートーニングのおもな目的はシミ治療ですが、それは余剰のメラニンを破壊し消し去ることを意味しています。
余分なメラニンが消えることで、目に見えるシミが消えるとともに肌は本来あるべき健康的な状態を取り戻します。
つまり、レーザートーニングによって肌の調子が自然に整うということです。
調子が整うと肌には健康的なツヤやハリが得られ、色ムラがなくなり肌に透明感が出てくるなど、シミ除去だけではないトータルな美容効果が得られます。
レーザートーニングのメリット
前項ではレーザートーニングを行うことで期待できる効果についてご説明しました。
それを踏まえ、以下ではさらに具体的なメリットについて解説します。
肝斑にもアプローチできる
前述したように、肝斑はおもに女性にみられる症状です。
本来はメンズスキンケアの領域ではありませんが、レーザートーニングの大きなメリットはこの肝斑を治療できるというところにあります。
ここでは一つの例としてご紹介しますので、男性の皆様も参考としてご覧ください。
これまで、肝斑にはレーザー治療を施してはいけないというのが美容医療界での常識でした。
レーザーの刺激によってメラノサイト活動が活発になり、かえってシミが悪化するからです。
しかし、微弱なレーザー照射を時間をかけて繰り返すレーザートーニングなら、過度な刺激を与えずに少しずつメラニンを破壊することができます。
メラノサイトを刺激せずにメラニンだけを消滅させる、これがレーザートーニングの大きな特徴です。
デリケートな肝斑に対してもアプローチできるということは、それだけリスクが低いといえます。
肝斑治療に限らず他のシミを改善させたい方など施術を受けるすべての方にとって、大きなメリットです。
ダウンタイムが少ない
レーザートーニングのダウンタイムは、わずか数時間となっており、ほとんどないに等しいです。
レーザートーニングは施術前の麻酔が必要なく体へのダメージもほとんどないため、終了後すぐに動いても問題ありません。
体への負担が少ないため、ダウンタイムの短さのほかにもメリットがたくさんあります。
たとえば施術当日でも入浴が可能ということもそのひとつ。日常生活を乱さないことが魅力です。
レーザートーニングにはほかにも数々のメリットがあります。ここでお伝えしきれない魅力を知るには、ぜひ専門のクリニックに足を運んでみましょう。
気になった方はさらに詳しいメリットをカウンセリングで聞いてみましょう
レーザートーニングの施術の流れ
実際にレーザートーニングによる施術を受ける際は、どのような流れになるのでしょうか。
一般的なプロセスをご紹介します。
カウンセリング
まずは医師によるカウンセリングを受けます。
肌は人それぞれ違うので、どのケースでも同じ施術というわけにはいきません。
また、日によって肌の状態は変わってくるものです。
同じ医師が同じ方に同じ施術を行う場合であってもカウンセリングは欠かせません。
カウンセリングで肌状態をよく確認し、その日のコンディションによってレーザー照射の強さや回数などを決定します。
適切な施術を行うために、カウンセリングはとても重要です。プロセスのこの部分は、綿密に行う必要があります。
とくに初回は、納得いくまで医師と話し合うことが大事です。
準備
施術の前に、洗顔で顔の油分や日焼け止め・ファンデーションなどの化粧品をしっかり落とします。
着替えや全身麻酔などの準備は必要ありません。
施術
施術にかかる時間はクリニックによって前後しますが、通常は10分から30分程度で1時間以上かかることはめったにありません。
施術中にはパチパチと軽い痛みがありますが、通常のレーザー治療に比べると刺激は格段に少なく、ほとんど気にならない程度です。
気持ちいいという方さえいるほどです。痛みについてはあまり心配することはないでしょう。
ダウンタイム
施術後は赤みや腫れがみられることがあるので、経過観察のための時間をとります。
何の異常もなければダウンタイムなしで帰宅することも可能です。
レーザートーニングで注意すべきこと
レーザートーニングは肌に負担をかけにくい治療法ですが、まったくリスクがないというわけではありません。
デメリットの部分についてもご説明しましょう。
効果が出るまで数回の施術が必要
レーザートーニングは効果が出るまでに時間がかかります。
肌の状態によっては一度で効果を実感できる場合もありますが、一般的には、おおむね5回くらいから効果が現れはじめ、10回くらいでシミが薄くなったと実感できます。
実際に何回の治療で終了とするかは、各クリニックの判断で、10回から数十回までさまざまです。
またシミがなくなった後も、お肌のコンディション維持のために施術を受けるという方もいらっしゃいます。
何回で終了するかは、一概にはいえません。
複数回の施術が必須ということに加え、さらにレーザー治療では次の治療までに十分な間をあけることが必要です。
そのため、一度の施術の時間は短くても、長い期間通うことが必要になってしまいます。
白斑が出来るケースもある
まれに白斑が現れることがあります。
白斑とは、肌の一部が色が抜けたような白っぽいシミになることです。
原因として、レーザー照射の強さや間隔が肌と合わなかった可能性が考えられます。
レーザートーニングは次の治療まで少なくとも一週間以上の間をあけることが鉄則です。
治療の間隔については医師からの指示を必ず守ってください。
とくに、一度の治療で効果がなかったからと、他のクリニックへ行ってすぐにまた治療を受けることは絶対にお避けください。
乾燥・ニキビなど肌荒れが起きるケースがある
施術の直後、肌細胞が活性化することで、一時的な肌トラブルが発生するケースもあります。
具体的にはニキビやかさぶた、内出血などです。
これらは一時的なもので、一週間ほどで自然に解消されますが、気になる方は専門の医師に相談してください。
施術直後の肌は、乾燥や紫外線などの刺激に対して無防備な状態になっています。
施術後はいつも以上に肌の清潔を保ち、とくに紫外線に対しては入念なケアを行うことを心がけましょう。
また、今泉スキンクリニックのレーザートーニングの費用は初回16,500円、定価33,000円です。この施術は自由診療となるため、全て保険適用外となっています。
効果がなかなか出なかったり、内出血が起きたりしても自己責任なので、同意のうえで施術を受けるようにしましょう。
レーザートーニングがおすすめな男性の特徴
これまで見てきたように、レーザートーニングはメリットとデメリットの両方の面をもっています。
それでは、レーザートーニングはどんな方に向いているのでしょうか。
ぜひレーザートーニングを検討していただきたいのは、以下のようなタイプの方です。
色素沈着・毛穴の悩みがある
美肌にさまざまな効果があるレーザートーニングですが、その本領はシミ治療です。
つまり、もっとも効果が高いのは色素沈着に対してということになります。
シミやくすみなどのお悩みをもつ方に、有力な選択肢としておすすめしたい施術です。
また、施術を受けた方の多くが毛穴の引き締まりを実感されています。これらの肌悩みをお持ちの方にも、レーザートーニングがおすすめです。
ぜひお試しください。
ダウンタイムが少ない施術を求めている
施術後のダウンタイムは効果を実感する大事な時間ですが、中にはこの時間を無駄と感じてしまう方もいらっしゃいます。
すでに述べたように、レーザートーニングのダウンタイムは極めて少なく、ゼロということすらあります。
多忙な方にとって、これは大きなメリットといえるでしょう。
また施術自体も10分から30分程度と短い時間で済むので、空いた時間で気軽に受けることができます。
レーザートーニングは、忙しい男性にぜひおすすめしたい施術です。
レーザートーニングが気になる人は一度専門クリニックへ相談を
ここまでレーザートーニングの概要を述べてきました。
レーザートーニングに興味が湧いてきた方には、ぜひ一度専門のクリニックに相談することをおすすめします。
レーザートーニングを用いた治療は、長い時間がかかります。安心して通えるクリニックを選ぶことがなにより重要です。
また専門性の高い施術なので、信頼できる医師に任せたいところです。経験豊富な医師がいるクリニックを選ぶことを強くおすすめします。
今泉スキンクリニックでは、各分野でスペシャリストといえる医師がそろっています。
気になる方はカウンセリングから始めてみましょう。
今泉スキンクリニックでカウンセリングを受けてみよう
レーザートーニングが気になったら、今泉スキンクリニックで最初の一歩を踏み出してみませんか?
今泉スキンクリニックでは、一人の医師がカウンセリングから施術まで一貫して対応しています。
美容医療に不安を感じている方も、医師が一対一でお話を伺い納得いただけるまで対応いたしますのでご安心ください。
また、ご予算に合わせた多彩な料金プランもご用意いたしました。
ご利用しやすい環境と経験豊富な医師が皆様のお越しをお待ちしております。
レーザートーニングの施術をお考えの方はぜひ、お気軽に当院へお越しください。
【記事監修】今泉 明子
今泉スキンクリニック 院長 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。
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