美容コラム
赤ら顔のレーザー治療で期待できる効果|施術の流れやメリット・注意点もご紹介します
何らかの原因で、顔が常に赤く見えてしまう赤ら顔に悩みを抱えている方も多いでしょう。
スキンケアでも問題を解決することも可能ではありますが、すぐ解決する方法としてレーザー治療という施術も1つです。
そこで今回は、レーザー治療で期待できる効果をはじめ、施術の流れやメリット・注意点を解説します。
何をしても赤みが引かないと悩んでいる男性や、レーザー治療に興味のある男性はぜひ参考にしてみてください。
赤ら顔に悩む男性が注目するレーザー治療
皮膚の薄い部分に現れやすい赤ら顔は、男女問わず見た目が悪いため悩む方も多いでしょう。
皮膚の薄い方・ニキビや乾燥などの肌荒れが表れている方は赤ら顔の原因になります。
気になる部分だけ化粧を隠すのも1つですが、化粧で隠せたとしても根本的な解決にはなっていません。
そこでおすすめなのがレーザー治療になります。赤みの部分にレーザーを照射するだけです。
仕事などで忙しい男性でも手軽に施術できる施術の1つになります。
レーザー治療で得られる効果
赤ら顔改善におすすめのレーザー治療ですが、照射するとどのような効果を得られることができるでしょうか。とくに次の3つに効果を得られやすいです。
血管対策
赤ら顔の改善に期待されるレーザー治療の1つです。
緊張など一時的に赤い症状ではなく、赤ら顔は常に赤みが出ている症状になります。毛細血管が拡張しっぱなしの上、そこで血流が滞るため赤く見えるのです。
拡張し続けている毛細血管にレーザーを照射することで、血管を収縮させます。
皮膚の薄く、毛細血管が透けている方は、レーザー治療により毛細血管が浮き出た赤みの改善に期待ができるでしょう。
赤ら顔以外にも、血管の疾患である毛細血管拡張症や血管腫にも対応できます。
その場合、保険適応になることもあるため、一度医師に相談してみてください。
美肌効果
レーザー治療は赤ら顔の治療以外に、シミやくすみ・肝斑・色ムラなどといったお肌のトラブルも改善します。
レーザー治療をする際、波長がシミやくすみなどの原因となるメラニン色素に働き、メラニンを取り除くことができるのです。
メラニンを取り除くことでお肌の透明感がアップし、美肌効果が期待できます。
赤みでわかりづらかったお肌の質感や透明感が表に出ることで、より美肌や美白を感じられることでしょう。
毛穴対策
開いてしまった毛穴に対しても、レーザー治療で効果を得られることができます。
レーザー照射により一時的に皮膚の組織が壊れるものの、修復しようと肌が一生懸命再生しようとするのです。
再生する過程でコラーゲンなどが生成され、お肌にハリが出て毛穴が改善されます。
一度開いてしまった毛穴は、スキンケアだけでは不十分なことが多いです。とくに男性は皮脂量も多いため、毛穴が黒ずみやすくなる傾向にあります。
毛穴の開きは男女ともに悩みの部分であるため、赤ら顔と一緒に毛穴ケアをすると良いでしょう。
レーザー治療以外の赤ら顔対策
赤ら顔の治療はレーザー治療以外にも治療方法はあります。どのような方法があるのかご紹介しましょう。
赤ら顔以外にも改善できる症状があるため、ほかにも悩みを抱えている方は同時に治療をすることも可能です。
フォトフェイシャル
光を照射することでお肌のトラブルを改善できる施術の1つである「フォトフェイシャル」になります。
IPLという紫外線をカットした優しい波長の光で、赤ら顔をはじめ、シミやシワ・ハリの回復などもしてくれる万能な施術方法です。
赤ら顔の原因である赤い色素であるヘモグロビンに反応し、拡張された毛細血管を収縮させ赤みを改善します。
赤い色素以外にも、シミであればメラニン色素などのほかの色素にも反応する特徴を持っているのです。
同時に複数の色素に反応できるのも、幅広い波長をもつIPLだからできます。
このほかに、シワやたるみの原因であるコラーゲンの活性化にも有効的なので、治療しつつケアも可能です。
お肌に負担をかけることなく、多くのお肌トラブルを改善してくれます。
フォトフェイシャルには大きな副作用はないものの、全くないというわけではありません。
色素沈着がある部分や主力を上げすぎたときなどは痛みが強く出ることもあります。
場合によっては火傷する可能性もあるため、信頼のおけるクリニック選びが大切です。
照射後に赤みや火照りが起こることがあります。火照りの場合は10分ほどで落ち着いてくるでしょう。
一時的にシミが濃くなることがあります。これは照射により隠れていたシミが表れるのです。
1週間ほどで自然消失していくため、特別な用事がないときに施術すると良いでしょう。
日光過敏症・日焼けした後・皮膚炎・妊娠中・口唇ヘルペスの方は、IPLによりお肌や症状が悪化することがあるため施術はできません。
今泉スキンクリニックでの赤ら顔に対してのフォトフェイシャルは自由診療扱いとなります。
赤ら顔に対してのフォトフェイシャルの料金は初回13,750円・定価27,500円です。
イオン導入
お肌の奥深くに浸透しやすいイオン化した有効成分を、微弱な電流によってしっかり届ける治療です。
赤ら顔の原因の1つである乾燥による肌荒れや敏感肌はこちらでも改善が期待できます。
炎症を鎮静させる効果のあるトラネキサム酸を導入することで、炎症に直接作用し赤みを改善。
ニキビ跡による赤ら顔の場合、高濃度ビタミンCを導入すると改善が期待できます。
赤ら顔の改善以外に、お肌の肌質にも大きな変化が得られるため、しっかりお肌に成分を行き渡らせたいときにもおすすめです。
イオン導入は大きな副作用はないものの、美容成分がお肌に合わず赤みや痒みなどを生じることがあります。
そのほかに、成分によってアレルギー反応を起こし、腫れや痛み・発疹などが起こることもあるため皮膚炎やアトピー性皮膚炎の方は治療できません。
皮膚に炎症が見られなくても、体調不良や日焼け・乾燥などはお肌が乱れ刺激に敏感になりやすいです。
お肌に不安を感じる場合、カウンセリング時に相談すると良いでしょう。
中には、イオン導入自体を施術できない方もいます。
ペースメーカーをご使用の方心疾患に罹患している方てんかんの既往歴がある方
イオン導入では微弱な電流を流すため、電流によって影響が出る可能性があります。ご自身が施術できるのかどうか一度確認すると良いでしょう。
今泉スキンクリニックでのイオン導入は自由診療扱いとなり、使用する成分によってに料金は異なります。
導入する美容成分 | 部位 | 料金 |
TA(トラネキサム酸)イオン導入 | 顔 | 5,500円/回 |
AAVC(高濃度ビタミンC)イオン導入 | 顔 | 5,500円/回 |
TA・AAVCイオン導入 | 顔 | 8,800円/回 |
1回の費用もリーズナブルな上に即日で効果が期待できます。
レーザー治療のメリット
赤ら顔をはじめ、さまざまな効果を得ることができるレーザー治療。
効果以外に、レーザー治療ではどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットを2つご紹介します。
内出血を起こしにくい
赤み部分のみレーザーを照射するため、内出血を起こしにくいです。
しかし、出力が強かったり、血管壁が弱かったりすると内出血を起こすこともあります。
その場合、1〜2週間くらいで自然に消失するため、そこまで心配はいりません。
血液をサラサラさせるお薬を飲んでいる方は内出血しやすいため、施術前に医師と相談することをおすすめします。
内出血以外に、かさぶたができることも。無理に取ったり、気になり触ったりすれば悪化する可能性があるため、触らないようにしましょう。
痛みを感じにくい
レーザーと聞くと「痛そう」とイメージする方も多いのではないでしょうか。
完全に痛みがないというわけではなく、多少痛みはあります。ものすごく痛いわけではなく、チクチクするような痛みです。
人によっては痛みを感じにくいこともあることから、安心してレーザー治療を受けることができます。
痛みが気になる方は表面麻酔をしてもらえることも可能に。事前にクリニックに麻酔の確認をしておくと安心です。
それでも痛みに不安を覚えるなら、カウンセリング時にどの程度の痛みなのか事前に確認しておくと良いでしょう。
ダウンタイムもそれほど必要ないため、すぐ日常生活に戻ることが可能です。
レーザー治療の施術の流れ
ここからはイメージしやすいよう、レーザー治療の施術の流れをご説明しましょう。
素肌を見て、治療の方針を決めるため、治療当日はコンシーラーなどを付けず来院することをおすすめします。
いきなり施術ではなく、医師によるカウンセリングからスタートという流れです。赤みの状態や血管の太さ・深さなどを確認します。
この確認はとても重要で、レーザーを照射するエネルギーに大きく関係してくるからです。
その人のお肌の状態や血管などに合わなければ、痛みや内出血といったリスクが生じます。
安心してレーザー治療を受けるためにも、しっかり確認してもらいましょう。
医師によるカウンセリングが終われば、顔に付いている日焼け止めや乳液を洗い流します。
付けたままの状態だとレーザーが反応し、関係のない部位が傷む可能性もあるため、きれいな状態にしておくことが大切です。
洗顔もしきれいなお肌の状態になったら、いよいよ施術開始。赤みが気になる部位にレーザーを照射します。
照射中に痛みを感じたら、我慢することなく施術医師に申し付けると良いでしょう。治療時間は約10分〜15分と、とても短いです。
治療後はダウンタイムもとくに設けることはないため、そのまま仕事に戻っても問題ありません。
しかし、レーザーを照射した部位はかさぶたができることもあります。気になる方は翌日がお休みの日にすると良いでしょう。
レーザー治療の場合、経過を見るために1回は通院が必要に。赤みが引かないなど経過があまり良くないときは、外用薬を処方することもあります。
今泉スキンクリニックでは丁寧なカウンセリングを行い、一人ひとりに合った適切な施術を行っております。
赤ら顔を改善したい方は、ぜひ気軽に相談してください。
赤ら顔のレーザー治療の注意点
赤ら顔のレーザー治療を受けたあと、どのような部分に気を付ければ良いのでしょうか。
とくに気になる3つの注意点についてご説明します。
施術した日の入浴・洗顔
メスを使用していないため、施術した日から入浴・洗顔しても問題ありません。
入浴したり洗顔したりと、いつもと変わらない生活を送って大丈夫です。
しかし、照射した当日は赤みや痛み・かさぶた・水ぶくれができることもあるため、長時間の入浴や力強く洗顔をすることは避けましょう。
副作用
大きな副作用はとくにありませんが、前述にもあるとおり、レーザーを照射した部位に赤みや痛み・かさぶた・水ぶくれといった副作用があります。
人によってない場合もあるため、出たからといって治療が合っていなかったというわけではありません。
どの副作用も自然に消失していくため、気にしないようにしましょう。
日焼けをすると再発する可能性もあるため、レーザー照射後は日焼け止めクリームを塗るなど日焼け対策をしておくと良いです。
毛細血管拡張症や血管腫など血管の疾患がある場合は保険適用になることもありますが、それ以外が原因での赤ら顔の治療は自由診療扱いです。
クリニックによって料金は異なるものの、1平方メートルあたり10,000円〜30,000円ほどになります。
ダウンタイム
レーザーを照射するだけなので、ダウンタイムは必要ありません。いつも通りに生活をしていただいて大丈夫です。
とはいえ、施術をしていることもあり、当日だけ激しい運動は控えるようにしましょう。
ダウンタイムは必要ないとは言いましたが、お手入れは丁寧に行うようにしてみてください。
いつもより多めに化粧水や乳液・クリームを塗るようにしましょう。しっかり保湿をすることで、皮膚の保護をすることができます。
赤ら顔の悩みをレーザー治療で解消しよう
赤ら顔は放っておいても自然に治っていく症状ではありません。頑張って赤みを改善しようと、スキンケアに力を入れても限界があります。
また、誤った方法を続けていれば、やる前より悪化してしまう危険性もあるからです。
自分で解決しようとする前に、まずは専門医に相談することをおすすめします。
専門医に相談することで、ご自身がなぜ赤ら顔になったのか、根本的な原因を突き止めることにも繋がるのです。
原因がわかれば、ご自身に治療方法を導き出すことができるでしょう。
今泉スキンクリニックでは、レーザー治療をはじめ赤ら顔を治療するための施術方法が豊富です。
まずはご自身の原因を突き止めるためにも、カウンセリングをしに足を運んでみてください。
赤ら顔のレーザー治療は今泉スキンクリニックに相談を
手軽に赤ら顔を改善してくれるレーザー治療はとても魅力的です。レーザーを照射した日から悩みを解決してくれます。
しかし、赤ら顔になる原因はさまざまあるため、根本的な原因を見つけることが重要です。
原因を見つけ、一人ひとりに合った施術方針を今泉スキンクリニックは提案してくれます。
経験や知識が豊富な医師のいる今泉スキンクリニックで、ご自身の悩みを一緒に解決してみてはいかがでしょうか。
【記事監修】今泉 明子 今泉スキンクリニック 院長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。