美容コラム
頬のこけにヒアルロン酸注射はどのような効果がある?メリットや費用相場・注意点・施術の流れもご紹介します
年齢を重ねるにつれて、皮膚のハリが気になってくる方は多いのではないでしょうか。
最近は女性だけではなく、男性も肌のメンテナンスに気を遣っている方が増えています。頬が骨張ったり、こけたりする原因はなんでしょうか。
今回は、ヒアルロン酸注射はどのような効果があるのかをご紹介していきます。
ほかにもヒアルロン酸注射のデメリット・注意点・みなさんが不安に感じる点をいくつかご紹介します。
男性の頬がこける原因
頬の皮膚がこける原因は、コラーゲンの減少にあります。
皮膚の老化は年齢と共に起こり、老化していくことによりコラーゲンが減少し、皮膚をしっかりと支えることができなくなります。
また、頬がこける原因はほかにもあり、過度なストレスやダイエット・紫外線なども頬がこける原因となるのです。
ストレスやダイエットによって表情筋などの筋肉が低下します。頬のこけはコラーゲンの減少だけでなく、表情筋などの筋肉が減少することによっても起こるのです。
肌のハリを守るためには、コラーゲンや筋肉を大切にする必要があります。
頬のこけにはヒアルロン酸注射が効果的
ここからは、なぜ頬のこけにはヒアルロン酸注射が効果的なのか見ていきましょう。
大きく分けて2つ項目があります。
若返り効果が期待できる
コラーゲンや筋肉は年齢と共に減少していくため、どれだけ対策を行っていたとしても肌のハリは徐々になくなっていきます。
ヒアルロン注射ではヒアルロン酸を皮膚の下に注射することにより、支えが弱くなりこけてしまった肌にもハリを取り戻すことが期待できるのです。
簡単な施術で老化した皮膚を改善し、若かった頃の皮膚を取り戻せます。
注入したヒアルロン酸が皮膚の下からコラーゲンや筋肉の代わりとなり支えてくれることで、シワが目立たなくなり若返ったかのような効果が期待できます。
ほうれい線などを解消することによって、10歳以上若返って見られることもあるそうです。
ヒアルロン酸注射はピンポイントでヒアルロン酸を注入できるため、より確実に若さを取り戻すことが可能です。
肌にハリが出る
ヒアルロン酸注射は、一般的にはシワの治療法として認知されているかもしれません。
ですが、ヒアルロン酸注射を行うことで皮膚のハリも取り戻すことが期待できます。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であるため、注射をしても危険性はありません。
2〜3年で体内に吸収されてしまうため永続的な効果は期待できませんが、再注射を繰り返すことで効果が維持できます。
ヒアルロン酸を皮膚の下に注入することにより頬の皮膚をリフトアップでき、頬のシワやハリの改善が期待できます。
しかし、骨格的に横幅が張っている方などは、リフトアップすることによって余計に顔が大きく見えてしまいあまり満足できない結果となってしまうこともあるでしょう。
ヒアルロン注射にはメリット・デメリットのどちらも存在するため、医師や美容クリニックと相談の上、どのような治療方針で頬を改善していくか考えていく必要があります。
ヒアルロン酸注射のメリット
次にヒアルロン酸注射のメリットについてご紹介します。
ヒアルロン酸注射には、ダウンタイムが少ないなどのさまざまなメリットがあります。
治療時間が短い
ヒアルロン酸注射のメリットの1つとして治療時間の短さがあります。切開や手術をしないため、簡単な施術で効果を得ることが可能です。
注射だけであるため時間も短く、1ヶ所あたり10分程度で終了します。そのため施術による大きなストレスを受けることもなくなります。
手術や切開をすることは身体にも大きな負担を与えてしまうので、手術が不安な方にとっては大きなメリットです。
皮膚を切らずに注射で入れているため、内出血などはあるものの、傷跡は目立たず大きな出血も起こりにくくなります。
ダウンタイムが少ない
ヒアルロン酸注射のダウンタイムは、内出血の個人差によって変化します。一般的には1週間から10日で内出血がおさまってきます。
しかし、体質や食生活にもより個人差はあるので注意が必要です。ダウンタイムの間は飲酒を控え、過度な運動は避けるようにしましょう。
内出血があまりひどくない場合であっても、悪化する恐れやダウンタイムの延長などの原因となるため、施術後は安静に過ごしましょう。
どの程度であれば運動してよいのか、医師にしっかり相談をして確認を取っておくことも大切です。
効果がすぐに実感できる
ヒアルロン注射は切開して手術をするような施術と異なり、麻酔を塗って注射を行うだけなので施術時間が短いです。
ヒアルロン酸注射を行うと、内出血による外見的な腫れが目立つ場合もありますが、腫れがひくとすぐにヒアルロン酸の効果が実感できるでしょう。
ヒアルロン酸注射は皮膚の下に直接注入し皮膚を支えているため、定着に時間がかからず注射後すぐに効果が現れます。
ヒアルロン酸注射の費用相場
ヒアルロン酸注射の費用は病院によって異なり、注入する量によっても大幅に値段が変わります。
ほかにも、ヒアルロン酸1mlあたりの価格設定になっている病院や、注射部位によって価格設定が異なる場合もあるのです。
1番安い設定で8000円ほど、高い設定で15万円ほどとなっており、かなりの振れ幅があります。
受けようと考えているヒアルロン注射がどれくらいの量が必要なのか・値段はどれくらいになるのかなど、医師との相談が大切となります。
病院を選ぶ際は、カウンセリングを重要視してくれる病院なのかどうか調べておくと問題も起こりにくくなるでしょう。
当院では、まずはカウンセリングをきちんと行なってから施術を行なっています。
とくにヒアルロン酸注射が初めての方は、さまざまな不安など感じるでしょうが、お悩みも含めぜひいろいろとお聞かせください。
カウンセリングのご予約はLINEからでも行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ヒアルロン酸注射を受ける際の注意点
ここからはヒアルロン酸注射を受ける際の注意点についてお伝えします。
先ほどメリットについてお伝えしましたが、よいことだけではありません。
しっかりと注意点を把握したうえで、ヒアルロン酸注射を行うのかどうか判断しましょう。
注入量に注意が必要
頬のヒアルロン酸の注入量は、頬のくぼみやラインの深さによって個人差があります。頬には1ヶ所につき0.1m〜の量を注入し、最大1.0mlほどとなるのです。
頬の内側や血管が多く存在する部分には、失明の危険性などがあるためあまり注射を行わないようになっています。
また、ヒアルロン酸の注入のしすぎによるバランスも大切です。気になる部分に注射をすることもよいですが、顔の左右のバランスを考えておくことが大切です。
ヒアルロン酸を入れすぎてしまうと、ヒアルロン酸の重みに皮膚が支えきれなくなり、重心が下がってしまうため不自然に見えてしまうこともあります。
しかし、自然なリフトアップ効果を得るためには、ある程度の注入量が必要となるのです。
ヒアルロン酸を浅く入れると皮膚の重みがかかりやすくなってしまうので、骨の近くまで深く入れる必要があります。
ヒアルロン酸を深くまで入れてしまうと、少量のヒアルロン酸では見た目にほとんど反映されないこともあり、効果を得るためにはかなりの量のヒアルロン酸が必要です。
注入量やバランスは難しく、しっかり医師と相談し決めましょう。
内出血が起こる場合もある
人によりヒアルロン注射をして、すぐに内出血が起こる場合があります。内出血だけでなく、しこり・腫れ・注入部位周辺のむくみなどが施術数日後に現れてきます。
ヒアルロン注射では針を数カ所刺すため、内出血や多少の腫れは避けられません。
内出血だけではなく最悪の場合、数万件に1件程度で異物肉芽種や異物反応が起こる恐れもあります。
体内に注射を行うため、100%安全であるとはいい切れないところもあるのです。
副作用は施術1ヶ月後以降に現れる場合が多く、年単位で赤みや腫れが引かないこともあります。
効果が永続的ではない
ヒアルロン酸は本来体内にも存在する物質であり、危険性はありません。
体内に注入されたヒアルロン酸は時間と共に吸収されていくので、ヒアルロン酸の効果は2〜3年ほどでなくなります。
ヒアルロン酸は体内で吸収されるため、ヒアルロン酸注射による副作用はほとんどないといわれています。
効果がなくなってしまい肌のハリが失われてきたと感じたら、再注射を行うことで再び効果を得ることができるのです。
体内への危険性が少ない分、効果が永続的でないため繰り返しの施術が必要となります。
繰り返すことにより効果が出にくくなるなどの問題はないため、再注射をする方も多いです。
ヒアルロン酸注射の施術の流れ
ヒアルロン酸注射の施術の流れについてご説明いたします。
まずはカウンセリングでお話をお聞きし、施術を行い終了となります。とくに大変な場面はないので、初めての方でも安心して行えるでしょう。
カウンセリング
ヒアルロン酸注射の施術にはまずカウンセリングが大切です。先ほども述べたように、ヒアルロン酸注射にはかなりの値段がかかる場合があります。
また、初めての方はとくにヒアルロン酸注射によって理想としている肌になれるのかどうかなどの不安もあるでしょう。
医師によるカウンセリングは時間をかけてお互いの考えのずれをなくしていくので、カウンセリングに時間をかけることは、問題が起きないようにするためにとても重要です。
クリニックを選ぶ際も、カウンセリングを大事にしているのか調べておくことが大切です。
麻酔・施術
まずは治療部位の化粧などを落としてもらい、治療部位にクリームの麻酔を約30分塗ります。施術の痛みが出ないようにする時間をかけ、徐々に浸透させていきます。
クリニックによっては美容点滴やボディの施術なども同時進行で受け付けていることもあるようです。
麻酔が浸透してきたら、鏡を見ながら一緒に施術部位のマーキングをしていき、実際にヒアルロン酸を注入していきます。
先ほど述べた通り施術時間は短く、注入時間は1ヶ所につき10分程度で終わりです。
注入する際は痛みや、術後の内出血を軽減するために冷やしながら行っていきます。
終了
終了後はダウンタイムに入ります。内出血が出てしまうため、施術後1週間から10日は安静にしておくようにクリニック側からも指示があるでしょう。
食生活や飲酒にも注意が必要です。施術後の過度な運動や飲酒は、内出血の治療に時間がかかる恐れがあります。
また、副作用がないとは限りません。副作用などの影響が起こらないようにするためにも、施術後は安静にしておくことが大切です。
頬のこけが気になるなら
頬のこけが気になるならクリニックに相談してみるとよいかもしれません。ヒアルロン酸注射や美容治療においては、専門的な知識が必要となります。
自分達で調べてみるのもよいですが限界があり、相談できるクリニックがあれば、施術をしようと考えた際のカウンセリングも効率的になるでしょう。
肌のハリや頬のこけを治すために、ヒアルロン酸注射以外の治療法もあります。
医師と相談をし、どの治療法が自分に合っているのかなど一度相談しておくとよいでしょう。
当医院では、その方の肌状態などを注意深く見極めつつ、一人ひとりに合った施術を行っています。
まずはカウンセリングをご予約していただき、ぜひお話をお聞かせください。
ヒアルロン酸注射の相談は今泉スキンクリニックへ
ヒアルロン酸注射は、ただ注入すれば悩みが改善するわけではありません。医師の腕のセンスが求められる難しい施術です。
当医院の院長は、「認定指導医」として全国で技術指導を行なっているほど、ヒアルロン酸注射に対して高い技術力とセンスを持ち合わせています。
ヒアルロン酸注射の施術を受けようかお悩みの方は、まずはカウンセリングにてぜひご相談ください。
【記事監修】今泉 明子
今泉スキンクリニック 院長 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。
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